テイルズオブベルセリア・プレイ日記



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●こちらは、【PS4】のアクションRPG「テイルズオブベルセリア」のプレイ日記をまとめたコーナーです。全然攻略とかないし、急がず慌てず日記などを書いていこうと思いますので、お時間ある方は、どうぞ。


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●2016/08/26  → 「テイルズオブベルセリア」公式
 TOBその12 『エレノア奴隷化計画』

 夢の中…、ベルベルの姉さんが教えてくれます。

 「ここはではスクリーンショットを撮れません」…あら、姉さんご丁寧にどうも。

 しかし姉ちゃんはベルベルと似てないなー。ラフィも髪の色違ってたし、似てないと思ってた。お姉さんはともかく、ラフィ自身は血は繋がってなかったのかもだね。過去の回想の時点ですでに両親いなかったしなぁ。その辺どうなんだろうね。

 そして死んだ人間は聖隷となって近しい人のトコロに再び姿を現す、ような設定ありそう。シアリーズも姉さんの生まれ変わりっぽい雰囲気だったし、聖隷ラフィもそうなんじゃね?


 そして変な空間にて目を覚ますベルベル。そしてその隣で倒れてたラフィ。

 こういうシリアスなシーンやってると思うな。やっぱり変なコスチューム着せてなくて良かったって。ここでベルベルやラフィにヌイグルミ服着せてたら雰囲気全部ぶち壊しだもんな。

 水着とか忍び服とか有料であるけど、もうちょっとストーリーでも変に見えない服を出すべき。

 出口を探すベルベル。正確にはラフィを救うための手段を探すにはここから出るしかない、という感じだけど、聖隷の業魔化は同じ業魔のベルベルが吸い出したり出来ないものなのかな。

 ベルベルが殺した業魔は人に戻ってたわけだし、もう少しコントロールできるようになれば、業魔の力も人を救う手段になったりしないのかね?


 そういえば先ほど無駄に同行したエレノアがいたんだった。ラフィを助けてくれるけど、その条件はベルベルとのサシの勝負。…なんという勝ち確定条件。同等の勝負ができると思っているらしい。

 で、ここでの話によると、器になったモノ。つまりここではエレノアが死ぬと契約した聖隷は業魔化すると言われたんだけど、これエレノアが寿命で死んだらどうなるんだ? 他殺と自然死では違うのかね? もし死んでもダメなら完全に積みじゃね? その辺はゼスティリアとかだとどうなんだ??

 それと、退魔士と聖隷の契約もよく分からない。マギルゥとビエンフーは契約中だったにも関わらず、エレノアとビエンフーで契約してたよな。複数契約持っても構わないって事なのか。しかし、契約更新すると、更新した人に所有権はあるから、前任者はその恩恵にあやかれない。そういうルールでおk?

 契約者の書き換えが簡単なら、エレノアが寿命で死んだとしても、それ以外の人が更新すれば器問題も解決だわね。人間が器だとすぐ死ぬからアイゼンのように物品を器にしたほうが楽だろうね。


 さて、通常空間に舞い戻った一行。そして律儀に待ってたエレノア。

 サシの勝負を行い、ベルベルが勝てばエレノアを器として連れまわせる。逆にエレノアが勝てばベルベル死亡でゲームはバッドエンドだねw ちゃんとバッドエンディング入れてくれったら神だったw

 さあ、戦おう。心行くまで。

 心行くまで叩きのめして差し上げた。…エレノア弱すぎでしょ。ここで手を抜くような性格でもないから、今の彼女なりに全力は出したんだろうな。ベルベルが強すぎただけ。
 で、ここでアーサー戦訓を二人とも口にしてるけど、ベルベルが復讐心ブレブレっていうのはこういうトコロなんだよな。心の底から義兄さんを憎んでるなら戦訓すら口にしないはずだもの。心のどこかで親愛の気持ちが消せないでいる。合理的だから使ってるだけには見えないし。


 復調したラフィと、助けてもらったベルベットの語らい。

 ベルベルは冷静でなかったにしろ、ラフィに酷いことをしたと反省。きっともうラフィを危険にさらすような無茶はしないだろうし、ラフィが義兄への切り札になるのだとしても、彼の意志を尊重するでしょうね。
 ベルベルはそういう素直なところが好かれるところ。猪突猛進ではない成長が素敵だと思う。

 ラフィにとってもベルベットが自分にとって大切な存在だと再認識したのだと思うし、これはますます、おねショタがはかどりますな。ありがとうありがとう。バンナムありがとう。

 それはさておき、またマギルゥが面倒な事をささやいてましたな。モノよりイキモノを弄(もてあそ)ぶ方が残酷…だとか。つまり、これからの旅が希望あるものだとしても結局ベルベットが殺されるなら、それはラフィにとっての大きな絶望だって事? だからマギルゥは100ガルド賭けの話を持ち出して、そうならないように自分も付き合ってやると言ってくれたのかな? もしくは発破をかけた?

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●2016/08/29  → 「テイルズオブベルセリア」公式
 TOBその13 『ひどい名前格差を見た』

 へっぽこが夜中に外に出ていったのを追跡するベルベルとアイゼン。こういう警戒心というか抜け目のなさは二人とも流石です。もしただのトイレだったらアイゼンの目を潰すだけで済むしな。

 アァァァァサーーーー義兄さんから、ラフィを神殿まで回収しろって命令を受けてたけど、どうもワタクシは義兄さんを好意的にしか見えないので、話の中身をこう思った。

@ベルベットは聖隷にラフィの名前をつけた。それだけ大切に思っているに違いない。
A神殿へ連れて来いとはいっても、どう考えてもベルベットは付いてくるし、むざむざ渡すわけない。
Bつまり、エレノアは当分ベルベットの協力するしかないから、勅命という形で罪の意識を和らげて、ついでにベルベットの事情や理解を得るは純情へっぽこなエレノアが適任。つまり妹を頼む。


 クッ! すでにクリアしてこの日記を読んでいるプレイヤーはこのワタクシをあざ笑っているのかもしれないな。いいんだ。嘘でも間違いでも義兄さん大好きだから、裏切られても痛くないんだ…。

 というわけで、とりあえず船に合流しようという事で出発。

 しかし偶然とはいえ、地脈空間に入ったのはいい発見だな。ほんの少しの距離で大陸間移動までしてるんだから、この空間をうまく使えてしまえば、船いらないどころか時間短縮できちゃう。別のゲームだったら地脈空間に拠点作って発展させるなんてのもありそう。

 おっと、それはともかく、エレノアがパーティに加入したので、これで全員揃った事になりますな。昔のテイルズはあとひと枠無駄にスペースがあって、あとで完全版を発売するという悪魔みたいな事してたそうだけど、前作ゼスティリアで死ぬほど叩かれたおかげで、今回はそんな悲劇は起きなさそう。そういう意味でゼスには感謝しておきます。南無阿弥陀仏…。成仏してください。


 港を目指して歩いていると、か弱そうな業魔がロロノア・ゾロみたいな声の人に襲われているじゃあありませんか。なんという事だ! 鎧の人を助けなければ!…と思ったらロクロウが吠えてた。

 そういえば聖寮の特等退魔士の人で、シグレか。ああスイマセン。少し前にエレノアを特等退魔士と書いてましたが、一級なんだね。特等はシグレとメルキオルだけなのね。これは失敬。

 その特等のシグレは実に豪快というか豪放というか、戦いだけが好きそうな男ですな。達人の技に加えて世界屈指の名刀を扱うという設定だけで強そうな人だ。

 でも、義兄さんは自分を斬るために退魔士をやっていると言っていたから、わざわざ今の地位に甘んじているというのは、つまりはシグレも義兄さんには、ひとまず勝てなかった、という事なのかね?


 さて、ロクロウはシグレに勝つために業魔になったと飛び掛っていくわけですが、シグレは戦いを楽しんでるだけで、ロクロウの実力は評価してるし、見下したりもしてないんだよね。

 シグレ自身が悪い人なのではなく、ロクロウが勝手に武士(もののふ)の誇りを傷つけられた事を怒っているんだと思う。だってシグレは強い相手と戦いたいだけなんだからね。ようするに勝負に負けて、刀を折られたのはロクロウであり、ただの実力不足だもんな。(武器の差もあるんだろうけど)

 つまり、ロクロウのいいがかり。でも、シグレは強い相手なら戦いたいから理由はどうでもいい。
 そんなとこかね。

 でもまあ、ロクロウの怒りも一部では理解できる。6番目に生まれたから名前がロクロウになったって本人が言ってたけど、じゃあ、兄に当たるシグレも、名前に数が入っているべきなのに、シグレという名前には数字の要素がない。そりゃあ格差だわw ロクロウは怒るべき。ただし、親を恨めw


 で、事情により参戦したエレノアを裏切ったんだな、って言ってるけど、これも口実だよね。

 エレノアもそれなりに強いのは知ってるから、チャンスがあれば戦いたかった。でも、同僚だと戦えない。しかし、うまい具合に業魔側にいてくれた。これで戦える。だったら、ちゃんと裏切りったって言ってやったほうがお前も観念して戦わざるを得ないだろって話。

 シグレは強いヤツと戦いたい。ほんとそれだけ。

 強い相手と戦うためなら、自分も聖寮を裏切るとかまったく気にしない人だと思う。ヘタしたら、メルキオルやオスカー兄弟とも戦いたいと考えてるんじゃね? 強ければ誰でもいいんでしょ。

 もし、聖寮に義兄さんがいなくなったら聖寮に用はないから、旅に出るんだろうなぁ。

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●2016/08/29  → 「テイルズオブベルセリア」公式
 TOBその13 『VSシグレ そして何この番外編…』

 さあ、港に待ち受けるシグレとの対戦。彼は実に楽しそうで、ロクロウは熱血しているけど、ベルベットは聖寮の戦力は削っておく、くらいにしか考えてないし、アイゼンも邪魔者は消すくらいしか考えてない。この温度差がいいよね。エレノアが口出さないのは、何言っても戦うしかないからかな。

 シグレとの1対4の戦いになりますが、ちっとも効いてない感がありありで、彼を喜ばせるだけの戦闘になってしまっている件。ロクロウも武器に恵まれないのが悲しい。

 相手がロトの剣なのに、ひのきの棒じゃ勝てないもんな。今回は、ひのきの棒をコーティングして戦ったようなもんだし、いい武器が欲しいねぇ…。


 そして茶番のような戦いがひとまず終わったわけですが、当初の目的は聖主カノヌシがいかなるモノなのかを知る必要があるという話。敵戦力を知り、その上で対抗策を練るという流れです。

 ひとまずエレノアとロクロウの話が終わったってとこでしょうか。ベルベットもラフィも導入としてのストーリーはだいたい終わったと考えると、次はアイゼンの話でもやるのかな? そろそろアイフリード船長の話も進めるべきだし、聖寮側で自己紹介終わってないのはメルキオルだけだしね。

 あ、マギルゥの話もさっぱりだな。でもマギルゥは謎だからいいキャラなのであって、そこを解明しなくともいいように思うんだけど…。まあシグレと似たようなヤツだからね、この人も。

 でも、聖寮側のキャラと何にも関係がないのもマギルゥだけなんだよな…。そう考えると引っかかるな。何かヤバイ話を握ってるんだろうけど。きっとそれが明かされるのは終盤だよね…。

 とにかく、次は古文書解読のためにマギルゥの知り合いを訪ねる旅ですな。さあ、行くか!


 さて、解読のために向かったグリモワールという土地へ行く前に、船員が病気という事で近くの港に停泊する事になりました。なにこの本筋から外れた感ありありの展開。原作に追いついちゃうから番外編入れてみました、のようなアニメパターン。

 狙わず立ち寄った港なんて意味あんの? のんきだなぁ、序盤のあの慌しい船旅が懐かしいよ。
 ああ、ゲラハはいいヤツだったな。惜しい人を亡くした。(←だから死んでねぇよ!)

 水が豊富な土地らしく、小島の多い地形ですが、ザコ敵は少し弱くて助かります。くっ殺の代名詞とも言えるオークがたくさんいますが、HPが多いだけの本当のザコで、逆くっ殺状態。いや、普通に殺すけどね。

 そういえば街の人が、この難儀な土地を諦めずに開拓すれば、遠い未来には豊かで肥沃な土地となる…、のような事を言ってましたが、ゼスティリアだといい土地になってるのかな?

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●2016/08/31  → 「テイルズオブベルセリア」公式
 TOBその15 『番外どころかメインすぎ!』

 薬になる花を探して森まで来たら、どういうわけか退魔士が厳戒態勢になっておりましたが…、この森自体はベルベル達とまったく関係ない話だったわけね。
 あくまでも虫業魔対策。しかし、ザビーダがうろついてるので警戒は厳しくなっていた、と。

 しかし、ここの会話は大好き。男性陣が虫の話で盛り上がってるところで、女性陣が覚めた目で見てる。RPGでの会話って女性視点でどう見てるとか普通は出てこないじゃない? このテイルズではそういうのえらいと思う。

 少し前にもベルベルがエレノアに衛生面ちゃんとしろと女性としての気遣いしてたのとかあったし、そういうのをちゃんと描けてる。これはスバラシイ。


 さて、船乗りの病気とか関係ないじゃんwwとか番外編だと思っていたら、全然そんな事なく、めっちゃ本筋でアイゼンの話でしたな。たまたま寄っただけの港にドンピシャで重要キャラがいるとか凄い運命だな。(ゲームだしな…)
 しかし、ザビーダさん出てくるたびに印象が変わるな。最初見たときはメッチャ面倒くさい触れてはいけないチンピラにしか見えなかったんだけど、話聞いてるだけで、どんどん印象が良くなってくるという…。口調は変わらないのに、とてつもなくいい人に見えてくる謎の現象。

 最初にアイゼン達の前に現れて、追って来させるように仕向けたのは、自分ひとりではメルキオルにいっぱい食わされるからで、それだとアイフリードを救えないからだよね。アイゼンを利用する気だった。

 ここで再び彼らの前に姿を現したのは、アイゼンが語るアイフリードの話と覚悟を聞いて、アイゼンを少し認めたからなんじゃないかな。


 メルキオルの幻術はやばいけど、本気でやばいのは、他者を犠牲にしても目的は達成するその鉄の精神。正直、アルトリウスの配下は青二才と護衛もすっぽかす剣士しかいないから頼りない感ありありだったけど、メルキオルだけいれば全て片付く感がする。あのジジイやばい。

 幻術でエドナさん出てきたけど、二人が会話するシーンってゼスも含めてないんだね。一緒にパーティ組ませて上げたい…。ゼスでアイゼン殺されるそうだし、なんとも可哀想だなぁ…。

 ところで、ちょうどTVアニメのゼスティリア・クロスでドラゴン化したアイゼンを殺そうとしているザビーダが出てきたけど、今回のこのシーンで、彼は殺すことを許さないという流儀に沿って生きていると知った。

 そのザビーダがアイゼンを殺そうとするって、よっぽどの事だよね。ベルセリアの話以降に親友になるんだろうけど、…なんとも悲しい結末すぎる。

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●2016/09/06  → 「テイルズオブベルセリア」公式
 TOBその16 『エレノアとカノヌシの話』

 アイゼンの話がひと段落したところで…、どうやら次はエレノアがメインの話みたいだね。まあ、確かにラフィの器であり、ただの奴隷みたいな立ち居地で本人も色々悩んでるみたいですし。

 仲間会話ではそれなりに馴染んでるように見えるエレノアですが、っていうか、加入当初から小説の話題に首つっこんでたり、けっこう図太い性格なので、ほっといてもいい気がしないでもないw

 しかしながら、思い出したように距離を置いてみたりする。けど、ロクロウに自分の事情を話している時点で、業魔でも話の分かる相手もいるって事を理解しているでしょう。ただ、当初からは揺らいでいる自分の信念を再確認しなければならないって心境ではないかと。


 ハリア村で一等退魔士オスカー君がいたのは、お前がチクったからじゃね?…と、まったく信用されてないエレノア。まあ、エレノアはしてないとラフィは言ってるけど、通信手段があったらやってたかもだね。現時点では聖寮の人間だし、忠実な犬だろうから。現時点ではね。

 でも、たまたま不正はしていなかった。それだけの事。そしてやっていなかったから、ベルベットに問い詰められた後に緊迫した状況を脱して大きく息を吐いた。

 …この時のはエレノアはどういう気持ちだったんだろう? それ自体に特に感情はこめられてなかったように思うけど、心境自体は様々で、やっぱり疑われているとか、やってないのに心外だとか、今不審に思われたら勅命が果たせないとか、誤解が解けてよかったとか、色々あったように思う。

 ちなみに、マギルゥがここで「退魔士にチクったんじゃねぇの?」煽ったのは、そう言えばベルベットがエレノアに噛み付くだろうから楽しそうだ、という算段からだよね。あいつふざけんなw


 それはさておき、グリモ姐さんつえええええええええええ。
 いや違う。その辺の業魔すさまじく強い。

 完全にアルトリウス超えてる。比べ物にならん。ストーリーボスは大したことないと思ってたらヤバかった。毒で体力は減るし、防御不能の押しつぶしみたいな技でぺちゃんこだし。死闘すぎた。

 いや〜、敵見たらほぼ全部戦ってたし、装備も揃えて問題ないハズだったのに、いきなり難易度上がった感じだよ。体験版と同じMAPだったし、コイツも一度戦った相手だったから油断もあったけど、それにしても全力で戦うハメになりましたわ。

 ところで話は変わりますが、最近は操作キャラをエレノアにしてます。やたら使い易いし、範囲技も中距離技も滞空技も揃ってて回復までできるとか便利すぎでしょ。今までベルベットしか使わなかったけど、あの人は個人戦には長けてるけど、集団戦闘には不向きよね。当分エレノアで遊びます。


 ところで、グリモ姐さんのお望みで、ハリア村にやってきた一向ですが…。

 ここは何気に好きな場面。エレノアが人の世に裏の道があっても、自分はそれに目をそらさず向き合いたい。だから、闇の道を歩くベルベットにも向き合いたい。という本音を語る。この人はマジメで正直だから、こういう時に嘘をつくような事はしない。これがベルベットへの回答だわね。安易に憎んだりせず、向き合ってその上で考えてみるっていう答え。ほんとエレノア聡明だなぁと感心する。

 変にオブラートに包まず率直に感想を述べて、それでも付き合っていくよ、と言われたベルベルとして、その感想はまんざらでもない様子。

 最初からそうだったけど、絶対お前らウマが合うだろ。絶対にいい友人同士になれる感が半端ない。終盤でエレノアが自分の判断でベルベット助けるシーンが目に浮かぶわ。


 さて、ようやく本題のカノヌシの話題ですが、つまるところ、喰魔という種類の業魔は7体いて、ベルベットもそのうちの一人、一体って事だよね。監獄島に幽閉されていたのは、あそこが地脈点だったからって事でおk? そういう事だよね。

 ベルベットが業魔を人間に戻せるのは、穢れだけを喰っているからって事か。

 話の成り行きからすると、先日のワァーグ樹林の虫も喰魔だったからあの場に閉じ込められていた、という事か。たまたま寄っただけの港にアイゼン関係の話や喰魔がいたとか、たまたまどころの話じゃないなw とんでもない運命力だよ。

 で、これから行くアメノチの神殿も地脈点だから、一体いるという事になるのね。

 前にいたデカイ鳥…、グリフォンも同じだとしたら、神殿のも加えると4体が登場した事になる。つまり、それ含めて残り3体をどうにかしたらアルトリウスとの決戦になるのか。ははーん。

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●2016/09/06  → 「テイルズオブベルセリア」公式
 TOBその17 『がっつり迷いまくり』

 さあ、やってきましたアメノチ神殿。…とはいえ、ここまで来るのにえらい時間かかりました。道中が長かったというのはありますが、この前のトカゲボスが強かったので、修行しながら行こう、と思い、見える敵と手当たり次第に倒してLV上げしてきたのです。

 みんなそうなんじゃね? トカゲに苦労したから、ここでLVUPをしたって人は多そう。ワタクシも必死で戦ってきました。いまならアルトリウスが3体同時に出てきても倒せる! それくらい強くなった。

 関係ないけど、先日有料DLCの装備熟練度が2倍になるやつ買いました。マスタースキルを取得するのキツすぎ。まんまとバンナムの手の平でダンシング。で、改めて服も見てみたのですが、イロモノ多すぎてどれも着られないw 髪型全員ショートボブになるDLCとか狂気すら感じるわw


 そしてそして、やってまいりました最大の難所。ええもう、難所オブ難所の神殿です。

 ここわかんねーよ。ネタバレがイヤなので攻略wikiとか見るつもりないものですから、ここも自力でやっているわけですが、これはムズイ。滝の流れ止めるのはいいけど、あそこが通れない、あっちが通れない、…と悩んで悩んでワケワカメ。

 おっと、まさかとは思いますが、分からないから攻略サイト見てしまったとかないよな? 敬虔なテイルズファンである諸君らには、まさかそんな恥ずかしい事はしてないと確信している。

 でも案外迷ってない人多いのかも。なんせ自分が迷ったのは見落としがあったからだしな。ちなみにここでガッツリ迷って本気(マジ)で2時間悩んでました。(涙


 最深部にいた喰魔を発見。ネタバレありの日記のはずなのに正体を見せない配慮をしてるのもどうかと思ったんだけど、見せなくても話は進むので、あとで必要があったら載せていく方向で。

 とにかく、今回はエレノアの話。彼女が聖寮が企んでいる裏の顔について激しい反発を覚えているのは分かる。信じて邁進してきた聖寮が、こんな事をしている事実を今まさに目の前に突きつけられている。まさかまさかと思ってた段階だったしね。

 エレノア自身、ベルベット達の色に染まるつもりはなくとも、聖寮の不審を確信してしまった以上、もう素直に聖寮へ戻ることはない。業魔にも色々いる。そしてそれは自分の母親がした事を再現してもいた、と。

 そしてここで一番大事な問題になるわけだ。業魔ってなんなんだ?という根本的な問題。人を襲ったり、姿が違うだけで人の信念を持っていたり、人と変わらなかったり。そこはプレイヤーも知りたい部分ね。


 人の感情が毒となり、業魔となる。地脈にはその不の感情が溜まって毒が噴出している。強い影響を及ぼして周囲にいる人間さえも業魔にしてしまう。

 ここで、人を襲う業魔と、ベルベット達みたいな人型業魔の違いを考察してみる。

 人を襲う業魔というのは、つまり、吹き出た毒に汚染されたからなんだろうけど、その吹き出た毒は様々な不の感情が混ざっているから個人で制御できずに、襲うだけの業魔になるって事か?

 ベルベルやロクロウは、復讐や敵を倒すという目標があるために、人の形を保つ必要があったからああいう姿だったって事? 特にロクロウは個人的な不の感情により変容したんだから、個人的な業魔化って事だよね。ベルベルは毒を当てられた時に復讐心が強かったから、あのままの姿で業魔化したって事なのかね。
 そもそも人の姿の業魔がいなさすぎて検証ができない。実際はどうなんだろうか?


 また、この業魔になった時の変化もわけ分からん。

 業魔っていうのは人間とは生態そのものが違う。外見が人の姿であっても、そういう生物になっただけで、中身自体がまったく違うという事なのかな。

 まあ、確かにベルベルは体温調整する必要がなく、人間の食べ物への味覚はないし、食事自体は穢れを吸うだけでいいみたい。もしかして業魔の死体を喰ってるのかもしれないけど。ロクロウは酒だけでいいけど、味覚は残ってるみたいだしなぁ。でも会話で睡眠は取るって言ってたね。

 っていうか、ベルベットやロクロウが特殊すぎるんだよ。業魔としては。この話でもう一人、人型業魔が出てくるけど、今後は空気になりそうだから検証出来なさそうなのが残念。

 いや、実はひそかにパーティメンバーに入って欲しいとは思ってる。森系の技とか面白そうだし。

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●2016/09/09  → 「テイルズオブベルセリア」公式
 TOBその18 『まさかの同行人、まさかのアジト』

 ローグレスに戻り、闇ギルドから情報を仕入れようと思ったら警護の依頼をされた。ちっ、フードをかぶった不審人物だと? こんなの連れていたら怪しまれるじゃあないか。高くつくぜ?!

 なお、主人公らの格好の方がよっぽど不審者の様子。マギルゥがいて本当に良かったなw

 しかし闇ギルドはベルベル達を信用しているようだけど、本気でアルトリウスを殺せると思ってるのかね? 何かしでかすだろう、くらいは見積もってるだろうけど。役立つ間は相互協力っとこか。

 ここのギルドマスターさんは確かに、かなりのやり手だと思うし、優しげで安心感あるからプレイヤー的に悪党に加担しているストレスがないんだけれど、でも甘くはないんだよな。引き際も心得てるし、ギルド潰してまでベルベル達を助けはしないと思う。けして偽善者でないところが魅力。


 さて、そんな無駄話をしている最中、外で待機していたエレノアとラフィ。

 エレノアはライフィセットを捕まえて来い、というアルトリウスからの勅命を受けている。そしてこの場面は彼女の目的においては絶好の機会。他に監視する者もいないなら、実行するしかない。

 でもまあ、そこはエレノアなんだよね。そんな騙すような事は出来ないと考えつつもラフィに市内見物に行こうと声を掛けてみるけど…、ラフィがエレノアを信じてる、なんて言ってくれるものだから、余計に罪悪感に苛(さいな)まれてしまう。
 自分でも薄々は無理だと考えてただろうし、ベルベットにも見抜かれてたわけだから、ここは実はベルベルに試されてたんだろうね。ラフィも知ってたって言ってるし、信じてもいた。

 勅命を受けた時点は敵に組するのは精神の負担を軽くするためのものだった。そういう役目があるからベルベルに付いていくのは悪くないんだ、と思ってたけど、今はそれが重石になっている。


 バンエルティア号で向かう先は監獄島。聖寮からすれば自分達の施設だから、灯台元暗しなのではないかと考えたため。そこをアジトにするために向かうわけですが…。

 RPGのストーリーでは珍しく王家が活躍しないゲームですが、ミッドガンドの王子様が不審者の正体か。アルトリウスの演説の時にチラッと出てた人ね。まさかここで登場とは思わなかった。

 わざわざ闇ギルド経由で逃亡って相当の問題を抱えてるよな。どこでもいいから聖寮の目の届かない場所って、何をやらかしたのか。しかも天下の大罪人パーティを目の前にまったく動じない、と。

 しかし、王子レベルの重要人物が、闇ギルドに依頼を持ち込むとかどんだけ凄いツテがあるんだ? 他人には知られず、騒ぎにならないうちにって、どんだけ有能なのよ。凄すぎでしょ、この人。


 さて、監獄島に付いたはいいけど、そこには業魔が溢れていた。ああー、なるほど地脈にいた業魔がいなくなったからか。先日のハリア村と同じ事が起こったってわけね。それは災難。

 で、いまだにアルトリウスが犠牲を出してまでカノヌシ覚醒を推し進めている事を信じられないエレノアに、ベルベルが本心。やっぱり自分への裏切りに対しても怒ってたか。そりゃそうだよね。

 アルトリウスが無垢な犠牲を出してまで聖寮の支配を強めている。

 ベルベットは前にも一度似たようなことをエレノアに言ったと思うけど、その時のエレノアはアルトリウスを信じ切っていたから半信半疑なままだった。でも今回はさすがに違うか。

 色々見てしまい、知ってしまったから、ベルベットの言葉が嘘でないと理解できてしまう。『個よりも全』という理想の現実を知ると。


 しかし、この『個よりも全』っていうのは、聖寮やら王国が民を統率するために便利だから使っているわけで、ぶっちゃけた話で言えば信仰を利用しているだけのもの。それで業魔を押さえられていると思っているわけだから、そりゃあ支持率は高いよね。

 問題なのは王国の利益ではなく、アルトリウス、アーーーサァァァ義兄さんの真意だね。

 王国が義兄さんを支持しているのは業魔壊滅にもなるし、支持率も高いから否定するわけがないからなんだけど、じゃあ、義兄さん自身にはどんな得があるのか? カノヌシ復活で世界を平和にしたいだけ? 死んだ妻や子のためという想いはわかるけど、同じように愛してた義妹や義弟にまで過酷な選択をさせるかね?

 ワタクシは義兄さんが大好きな人なので支持してしまうのだけれど、現在のプレイ時間30時間を越えた辺りでまだ彼の目的が見えてないっていうのは引っかかるな。


 さて、これは別件ですが、

 ラフィがベルベットの喰魔の力で業魔化した人を助けられないかを聞いた会話。これは前々からワタクシも気にしてた話だけど、ここの会話うまく理解できなかった。なので、録画3回見たw

 穢れは人間に入ると負の感情で増幅、より強力になってしまうから、穢れを増幅する感情を消さなければ元には戻らない。感情は生きている限り生み出される。だから生きている間は無理。

 じゃあ、増幅される感情以上に吸い出せば、と考えになるだろうけど、それはベルベットの喰魔ではパワー不足という事らしいね。許容オーバー…、つまりもっと強力な掃除機であったなら出来たかも、って過程の話。
 まあ、それで救えちゃうのは、どこぞの勇者様RPGであって、この話には合わないだろうしね。業魔化したら最後である方が悲壮感あって、このストーリーには最適だとは思う。うん。

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●2016/09/09  → 「テイルズオブベルセリア」公式
 TOBその19 『自分らしく生きるため』

 業魔が戦い合って、その強さが洗礼されてしまった強力な業魔が立ち塞がる。…で、この時ふと思ったんだけど、この「首のない業魔」って何か意味があったのかな? いや、別にザコの色違いでも登場させれば良かったと思うのに、わざわざ首なしにしたのは意味があるのか、とか考えた。

 まあ、考えすぎかもしれないし、業魔としてリーダーがいない、ただ強いだけの敵って意味なのかな?とか思ったけど、やっぱり関係ないのかな?

 しかし強かったー。硬くてダメージが入らない。BGも貯まらないのにコチラだけがダメージを受けている感じ。だから最近は魔法ばかりに任せがち。ラフィとマギルゥでなんとか倒せちゃう。近接はただの魔法妨害と壁役。


 おや、見たことがある鳥さん。ああ、食事中に突撃お宅の晩御飯をしてしまった時のあれか。

 王子が連れていた鷹がその正体だったとは。そして彼はこの鳥型喰魔を救いたかった。唯一の友達として閉じ込められている彼を救うために王子を捨てた…だと? 自分の地位を捨て、家族も国も臣民も全て裏切って逃げてきたというのか。

 かっこよすぎるだろ。

 王子って世間知らずなパターンが多いけど、自分の意志を貫く事ができる、その勇気を持っている人物って素晴らしすぎるでしょ。この人えらい傑物じゃん。
 このゲームのテーマ「自分らしく生きる」はベルベルや仲間達、主人公達だけじゃなく他の人々もそうであるのがいいね。


 幾度となく問われてきた「鳥はなぜ空を飛ぶのか?」という問題。

 それはアーーーサーー義兄さんが問い、故ラフィも口にしたもので、エレノアも聞いた事があると言ってたから、きっと義兄さんは何人かに問いかけているんだと思う。

 幾人にも問うという事は、その答えがどういうものか聞きたいからで、その対応を見たかった、聞きたかったのではなかろうか? もしくは自分でもその答えを探しているか。自分なりの答えを知っているけど納得していないか…そんなところではないかと思う。

 王子は「飛べない鳥は鳥ではない」と言い切った。つまり、逆に言えば、自身が鳥であるならば、飛ばなければならないって事だよね。きっとそれは自分の役目が分かっているのであれば、やらなくてはならないって答えなんじゃないか?

 まあ、もちろん現時点では義兄さんの真意はわからないけど、今のワタクシはそう思う。


 そしてエレノアの迷いと後悔と決意。いままで迷いなく進んできた道が誤りで、その進んできた道は血塗られたものであったかもしれないという後悔。殺さなくていい命を奪ってきたのかもしれないという後悔。
 業魔をただ闇雲に殺すことが必ずしも平和への道ではないから、何が正しい道であるのかを知らなくてはならない。必ず正しい道を探し当てるという決意。…マジメだなぁエレノアは。

 ベルベルは知らないでいる方が幸せな事もあると言っていた。それは真実だけど、慰めにはならないね。そしてまた、今の彼女もそうなのかも。義兄さんの真意を知らない今の方が幸せであるかもしれない。

 しかし、他者に言われて様子を見に来たわけだけど、気になってたのは自身も同じだったし、 加えて優しい言葉を掛けてやるなんてデレすぎだわw ほんと面倒見いいな。パーティのお母さん過ぎでしょw 

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●2016/09/13  → 「テイルズオブベルセリア」公式
 TOBその20 『寄り道と弟と妹と女性陣』

 ちょっと! 更新遅くないですかー? 世間では2週目終わったぜ!とかクリア後の感想も出尽くしてたりしているようですが、全然進んでなくない? なんて声が聞こえてきそうですが…。

 え〜、ちゃんと遊んでるぞ? むしろ睡眠時間削ってプレイしてるくらいだ。日記と同時進行だからさー、時間かかるんよ。でも、めっちゃ楽しんでるし、それが長く続くいてて俺得状態ですけどね。

 さて、地脈点に喰魔がいるのではないか?という事でラフィの感覚を頼りに各所を巡る冒険中なわけですが、地脈が海中という事でまさかの釣り。そして魚が一匹も釣れないという…、もはやそれは魚釣りでもなんでもないわけですが、
 …しかし、本当にお前ら仲いいなw そして疎外感だしまくりのベルベルが好きw


 今までベルベットの弟のようなポジションで、故ライフィセットの代わりであっても、側にいれる事が嬉しかったし、それでも良かった聖隷ラフィ君。…だけど、自分は同じラフィじゃなく別人で、代わりでない僕自身を見て欲しい。
 心が成長して、大好きなベルベットには、ちゃんと自分を見て欲しかったんだよね。だからムチャをしてでも故ラフィとは違うものである事を示したかった。個性を身に着けたかった。仮装してみたのもそういう事だし、彼は彼なりに真剣だった。

 ベルベットの役に立つ自分を続けられればそれも良かったんだけど、どうやらそううまく行かないようだし、余計にそう思ったんでしょ。焦ってたりもしたのかもね。

 前とは違うし自分を持つようになったから、もし仮に前のようにベルベットから「命令する」とか言われても今なら盛大に反発して怒り出すと思う。まあ、もう命令なんてするはずもないけど。

 なんにしろ、ラフィが成長してるのはいい事です。実に微笑ましいシーン。


 で、ベルベットも最初はたまたま名づけてしまった弟の名前で、もちろん代替にする気なんてカケラもなかっただろうけど、姉のように慕われる事で、実の弟のように可愛がってしまっていると…。

 前に「ワタシが一番で、エレノアは二番」…とかつい口に出してたけど、このラフィはとっくに彼女の弟だったんだろうし、大切にしてくれてる。でもラフィにとっては不安だった。

 そしてベルベットが送ったフィーという愛称。それがこの同じ名前の違う弟に送った名前。彼だけの名前。一番欲しかったものでしょ。ここでフィーって呼ばなかったら業魔化してたぞ絶対w

 しかしこのゲームはあれだね、こういう構成的な役割配分でもしっかりしてるよね。余っているキャラが一人もいない。一人欠けても成り立たない。一人多くてもイマイチで、それぞれの立ち位置が実に見事。その辺が考えられてて文句すらない。ストーリーは文句なしで満点あげます。しかし惜しい! それ以外で減点を上げるとすれば、エレノアのパンツがアレな事だけか。


 ところで、アイゼンの妹エドナの話はよく出てくるし、彼も気にしている様子が幾度となく登場しますが、二人が再会する場面はないんだな。ゼスティリアでは最初からドラゴンでの登場らしいし、解決しないまま殺してるそうだから、兄妹で幸せそうに話す場面とかないのはツライ。

 っていうか、ベルセリアしかやってない自分としては、関係者であるエドナも普通に使ってみたいし、仲よさそうに話してる会話シーンとかも欲しいんだけど…、続編で再登場とかないのか?

 そして話は変わりますが、相変わらず結束力が完璧な女性陣が楽しい。男どものこだわりを一蹴する姿勢が素晴らしい。ほんとブレねーなw

 それにマギルゥも面白い。いつもは冗談交じりで他人の言動を楽しんでたりするのに、男のロマンは完全にスルーという…。

 ベルベルはともかく、少しも聞いてやらないエレノアも相当だと思うw

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●2016/09/16  → 「テイルズオブベルセリア」公式
 TOBその21 『嵐のドラゴンと板』

 うわ、なんか画面がナナメ! 傾斜のある坂道で平らじゃないMAPというのは新鮮だわ。3Dで楽しいMAPというのは、こういうのですよ。しかも風が吹いてる感が実によろしい。実によろしい!!

 さて、次なる地脈点を求めてローグレスへと戻ってきた一行は、通行止めになっていた地域へとやってきたわけですが、空にドラゴンが飛んでるという困った状況で、きゃつめが嵐を巻き起こしているせいで通れなかったそうです。
 地脈点辺りにいる奇怪生物が喰魔かもしれない、という実に不確実な情報で動いているから、全部調べないといけないのは面倒だね。まあ、仲間との旅も楽しいけど。こういう中盤の冒険がいいんだよな。


 近くの村に言ったらザビさんが…。ボッチしんみり酒とはまた渋い事してますな。うおっ! まぶしっ! くそ、俺らみたいな悪人にはヤツの、いい人オーラが眩しくてたまらねぇぜ。

 さっきの嵐ドラゴンの話が出て、その先の村でザビさん登場ってのは絶対関係あるじゃん。またもやあのドラゴンも昔の知り合いってオチか。またここでいい人ぶりをアピールするつもりかっ! 

 ところで、そんなザビさんに気を利かせて宿から追い出されてやった悪人パーティ達ですが、嵐ドラゴンがとある条件下で巣に戻るという情報を得た。
 あのドラゴンが喰魔なら殺せないのはコチラの事情だけど、喰魔でも困るな。デカくて持ち帰れないw 半殺しにしても持ち運べないからヤツは喰魔じゃない確率が高い。だから喰魔じゃない気がする。判断基準がテイクアウトできるか否かw(あ、小さくなれるかも?)


 お? おおお…? もしかしてレアボードとかいうヤツ? 乗り物キタ?

 いや、中盤には登場するという話は聞いていたんですが、結構プレイしているのに全然出てこないな、とは思っていたのですよ。まだ中盤じゃないのかと首をかしげていたら中盤の実感でてきた。

 しかし、タダでくれるとは! ねこにん超いいヤツ! またネコスピ要求されるかと思ったw

 おお、速くていいじゃないですか。このままならない操作感に右往左往するのがいい。とあるネトゲDQなんたらでは移動するごとに燃料を気にしなくちゃならなかったから、これも必要なのかと思ったら違ったw

 しかし、乗ってるとMAPのネコスピが全然拾えなくてイライラしてきて、近くに下りて拾うという器の小さい事をついやってしまうんだよね…。


 さて、暴れ馬に乗って四苦八苦しながらたどり着いたドラゴンの巣。喰魔疑惑のあるドラゴンを確認するために来たわけですが、そもそも、この世界でのドラゴンってどれくらいの強さなんだ?

 この問いで主人公らの強さが分かる。ゼスティリアではスレイ達がアイゼンドラゴン倒してるんだよな? その事情はさておくとして、確かあちらはスレイとロゼの導師2人いるんだっけ?

 ベルベル達がドラゴンを倒せるなら、彼女らの強さはゼス組と同じという事になる。まあ、どうせアルトリウス倒すんだろうからゼスティリア組との力量は同等というのは間違いないって事になるね。

 歴代のテイルズ主人公らの強さって実は違うんだろうけど、世界観が過去と未来で交差しているゼスとベルでなら比較は成り立つ。…とはいえ、ドラゴン自体にも差はあるだろうから、誤差はあるとは思う。
 でも、こういう考察も面白いね。ベルベットとスレイはどっちが強いのか、とかさ。


 話が反れましたが、やっぱり出てきたザビさん。嵐ドラゴンが喰魔ではなかった以上、こちらも戦闘しなくていいわけだし、本気の戦闘にならずに済んだのはラッキーでした。しかし、ザビさん自身もドラゴンに好かれてないという泣ける状況らしい。

 しかしこの人、よくよくドラゴンに縁があるな。未来でもドラゴンに悩むという…。実に悲しい。

 このドラゴンはまあ、今回は倒さなかったけど、このまま放置って事もあるまい。そのうちベルベットらと戦うんだろうけど、ザビさんはその時どうするんだか反応が楽しみ。

 次回また会う時は、なんでゼスティリアで上半身裸になってるのか、その辺もじっくり聞きたい。アイゼンやアイフリードよりまず先にそこが気になって仕方がない。

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●2016/09/16  → 「テイルズオブベルセリア」公式
 TOBその22 『凍ってるのはアナタ達』

 そういうわけで、やってきました極寒の街ヘラヴィーサ。港が使えなくなったせいで、街は活気を失ったとか。大変だなー(棒) ここではエレノアの反応をすっごく期待してました。なんせ過去に不覚を取ったわけですからね。しかしまったく気にしてなくて逆に笑ったw エレノアは割り切るの早いw

 ところで気になる話が聞けた。街で業魔化した子供がおり、母親がかばったが子供は殺すことが出来た、という話。母親は聖寮に反発して神殿へ向かったとかなんとか。

 あー、そりゃだめだわ。間違いなくビンゴだわ。


 また話が反れますが、ここの酒場でも過去の回想がありました。義兄さんが昔に話してたのをベルベットが聞いていた件。例によって師匠の話。これが今作のキモなんだよね。なにげに。

 義兄さんの師匠で、彼をかばって死んだ人。過去にあった国の王と師匠の名が同じ。そして聖主2種と契約した。…お師匠さん重要人物すぎでしょ。今回の事情はさておき、師匠が色々握ってる。

 ベルベットと義兄さんの話は今作で解決する話。しかし義兄さんのしようとしている事が師匠の考えが元になっているなら師匠についても知りたいと思うのが普通。師匠って一体何者なのか?

 師匠の素性が何者かであるかまではこのベルセリアで追求されない気がする。3作目はたぶんその辺の話がメインなんだろうな。過去改変モノで、アイゼンが助かってエドナと再会させるとかして欲しいけど…。


 ふぅ、話している間にムダなダンジョンはクリアしちまったぜ。謎がまったくない場所だったので、普通に移動してきただけでした。レアボードで敵と衝突する事案が多々ありましたが問題ありません。

 さて、この後頭部だけ見えているのが街で聞いた、子供が業魔になってしまった母親メディナ。聖寮に囚われているのを救出しに…、いや、喰魔になっているのだろうとアタリをつけてきました。

 子供が死んだのは世界の穢れが悪いから。聖寮がその穢れを払うのだから協力しろ、と。つまりお前は道具になっていればいいと言われ、子供を失った悲しみをそこに擦り付けてしまった。

 でもそれは、ヘラヴィーサの街の人々が、港がダメだからもう終わりだと思考を停止させているのと同じ事なんだよね。子供が死んだのは穢れのせい、そこで考えを凍らせてしまったって事。


 雪と氷に閉ざされた街は、人の気持ちまで凍結させて、その先を考える力までも失わせてしまっている。エレノアも聖寮の理(ことわり)が絶対だと信じていただけで、その仕組みを考えなかった。

 再び考えることを始めたエレノアが、理から外れて行動を起こしたことで、それにより苦しむ人がいるかもしれないと悩む。でもきっと、エレノアはここで悩んでも止まることは出来ないだろうね。 誰かに何かを言われたとしても、もう止まる事は出来ない。しないと思う。ここではベルベットは背中を押してくれたけど、エレノアは全力疾走を死ぬまでやめないでしょ。そういう人だから。

 しかしまあ、エレノアへの疑いはどこへやら。心配してなきゃ声なんて掛けねーよベル姐。

 ベルベルはけっこう背負い込むよね、色んな事を。普段は悪党やれてるし、他のヤツなんてどうでもいいとは言ってるけど、仲間のためには力を出し惜しみしない。やれやれといいながらも助けてくれる。きっとそれを含めて自分の生き方なんだろうね。…ホント頼りになる姐さんやでー。

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●2016/09/26  → 「テイルズオブベルセリア」公式
 TOBその23 『ベルベットの話@』

 掃除するのはいいけど、せめてマントはずせよ!…誰もがツッコミを入れるであろうシーン。部屋が汚れていたのが我慢ならなくて皆を締め出して掃除してたという話ですけど…。

 これさぁ、ベルベルのガス抜きだよね。エレノアは手伝うって言ってたけど、誰かに邪魔されず黙々と掃除したかったんでしょ。自分の思うように掃除したかった。つまりは自分のガス抜き。

 母親が寝ている赤ん坊をおいといてドラマ見てくつろいでるのと、やってる事は一緒。

 でもまあ、冒険当初はいつも厳しい顔してたし、何言っても聞かなかったベルベットもずいぶん優しい笑顔を出すようになってきていて、それはやっぱり仲間達の存在が大きいんじゃないかなと。


 フィーが友達の願いでオメガエリクシールを作る材料を集めている時、「フィーは失敗を知らないから恐れず前に進めるんだ」ってベル姐が呟いたのをロクロウが否定した場面も印象的だった。

 フィーは誰かのために、ここでは友達のために前を向かなければならない。…っていうのが理屈なんだけど、そこまで難しく考えているのかなぁ? 普通に友達が探しているものが見つかって良かった、でいいんじゃなかろうか。まあ、頭のいい子だから多少は考えているだろうけど、もっと純粋な感情でいいと思う。ロクロウやベルベルは理屈で考えすぎてるんじゃね?

 ここで、ベルベットが復讐する意味を整理すると、彼女にとっての復讐、アルトリウスを殺す事って最初から空虚なものである。弟の仇を討つのが理由ではあるけど、その想いには信頼していた義兄へ対する自分の気持ちもまざってる。いまでも親愛の念は心の底に埋もれている。

 このシーンでもベル姐は自分の復讐は矛盾してるって言ってるけど、明確な目的があいまいな復讐という結果にしか進むことが出来ない自分に悩んでいるのは、なんとも痛ましく主役らしい葛藤。


 さて、喰魔探しで自分の故郷までやってきたベルベル。懐かしさと諦念が同居している中で、おかしな話を耳にする。故郷のアバル村から知り合いが行商に来ているという話。そりゃあオカシイ。

 全員が不穏な空気を感じているけど、問題を解決するには情報が少ない。とりあえず、現地に行ってみるしかない。地脈点もアバル村にあるわけだし、真実もそこにあるはずだから。

 ここで仲間達はそれぞれ何を考えてるのかな?

 アイゼンは絶対罠が待ち構えてると思ってる。フィーとエレノアは罠かもしれないけど、行ってみるしかないよね。ロクロウは出たとこ勝負だ、って考えてるハズ。ベルベルは罠と知りつつ、それでも動揺。

 でも、この時点である程度は察しをつけているのがマギルゥなんだよな。まだ確信ではないにしても、霧が出てた時点で可能性を疑ってた。


 懐かしさ漂う枯葉の森林にて響く悲鳴。自分が殺したはずの友人がモンスターに襲われている! とにかく助けなきゃ…、は分かるけど、これは出てくるタイミング良すぎたな。話は分かりやすけど、仕組まれてるのバレバレと思うのも普通。敢えて罠すぎる演出をしてたのかもだけど。

 まあ、その辺りの話題はあとにするとして、今はゲームシステムについての不満を述べたい。

 このゲームさぁ、装備品を使い込んでマスターにするとアビリティが貰えるから常に装備を新しくする意義があるけど、こういうボスが出てくる前に、装備を強いのに付け替えないといけないの面倒だよね。普段はアビリティをマスターさせるために弱い装備とかつけてるじゃん。

 しかも無駄に装備品ドロップしまくるし、分解して素材を増やしても装備強化しなきゃいけない必要性があまりないし、ザコからいちいちドロップしすぎ! も〜いつも装備品の整理が邪魔で面倒でうっとおしい。なんとかしてくれ。これこのゲームのマイナスポイントだよな。次回作には改善求む。

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●2016/09/26  → 「テイルズオブベルセリア」公式
 TOBその24 『ベルベットの話A』

 村に着くと、懐かしい村人が勢ぞろいでお出迎え。罠だと理解しているハズのベルベットも動揺しまくり。だって幻のくせにちゃんと3年後と認識した会話をし、それに見合う思考をしているわけだからね。加えて関係ない隣の港町でも村が滅んでないと聞かされている。そりゃあ困惑するわ。一番知ってるベルベルがこれが本物でない証拠を探せてない。違和感すら感じていないのが怖い。

 アイゼンにも言われてた通り、ベルベットが彼らがちゃんと死んだのかを確認していなかったのもポイントなんだよね。だから、もしかしたら本当に生きていたのではないかと考えてしまう。

 今回の話は罠だと理解しているプレイヤーさえ疑ってしまうのが上手い演出だと思う。プレイヤーってさぁ、これは間違いなく罠でしょ、って決め付けて見てるじゃない? そこが逆に怪しいと考えちゃう。一週回って本当なんじゃないかとまで疑いだすw 素直に罠だと認めないプレイヤーww


 ラフィは目を覚まさないけど生きていた。ベルベットにとっては罠であると理解していたハズなのに、それさえ吹き飛ばす程にかけがえのない存在だった。最近のベルベルは前より明るくなった印象を受けていたのもあって、ここで優しい展開もあるのではないかと疑っているプレイヤー。

 まあ、流石にこれは嘘でしょ、と皆は思っただろうけど、ここはすでにそういう話じゃなくて、ベルベットがどれだけ大きなモノを失ったのかという再確認をするための話なんだよね。

 フィーは確かに自分ではなくラフィとの再会に涙を流すベルベットを見て疎外感や孤独感を感じていただろうけど、それ以上にこの状況を怪しいと感じていたから、彼女が心配だったと思う。

 そして、ベルベットがどれだけ弟を愛していたのかを目の当たりにして、それを失った事への悲しみがどれだけの苦痛であったかも察したのだと思う。その上で、これが罠でない事も祈ってあげたかったんじゃないかな。


 そして深かったのがマギルゥだね。ほんと気になるセリフをぽんぽん吐くな、この人は。

 「どーせ、なるようにしかならぬ、なるようにしかならんのじゃよ…」
 これって自分の経験上の発言だよね。いや、昔に同じ罠に〜って話ではなく、自分も過去にいかんともしがたい状況があり、自分では打開できない立場になった。いくら足掻いても、どうしようもなかった。…って昔話。

 前に自分の心なんてものは、とうの昔にぶっ壊れた、なんて話をしていたのを思い出すけど、まだマギルゥが若かった頃に重大な事件があったんだろうなぁという察しはつく。こうなった理由は今作では明かされないんだろうなぁ。

 でも、マギルゥはミステリアスだから面白いっていうのもある。しかし、腰につけている本スカートの本当の効力くらいは知りたいw フィーに冗談みたいな話をしてたけど、あれ絶対嘘だしな。


 ラフィが生贄になった岬には通行禁止で行く事ができない。そこが怪しいと睨むのは当然の流れなんだけど、夢を取り戻してしまったベルベットには受け入れることが出来ない。そうなるよな…。

 岬にいる喰魔を引き剥がしてしまったら、穢れが噴出して村人もラフィも死んでしまうからね。喰魔を地脈点から連れ出したおかげで滅んだ村がある以上、同じ結果になるのは想像にたやすい。

 中身はどうあれ復讐という自分のための目的を達成するために旅をしてきたベルベット。いざ、自分の身に同じ事が降りかかれば、それを拒否するのは仕方がない事でしょ。全然ブレてない。

 他人は見捨てておいて、自分のためにはそれを拒否する。いいじゃん別に。悪人なんだから。正義の味方RPGではなく、自分の生き方を自分で決める話なんだから。
 アイゼンは知ってても知らないふりをして叩いて目を覚まさせる人。


 そして夢だと気づいてしまうベルベット。可哀想だな、仕方がないけど。

 ここで気になったのは料理の食材。いくら夢だからって自分で調理した食事や空腹まで偽るのは無理がある。きっと術者が食材だけは用意していたに違いない。幻術を始める前に食材だけ持ち込んだ術者はちょっといい人!

 夢を見続ける選択肢があっても良かったのかもしれないね。だって、現実の厳しい世界で復讐を成し遂げる未来に何の救いがある? 偽りでもそこに幸せがあるなら、それも選択なんじゃね? 夢を選ぶのはそんなに悪い事でもない気がする。

 マギルゥも夢か現実かは些細(ささい)な認識の違いでしかないって言ってるし、それに人の価値はそれぞれだからね。…でもベルベットは気づいてしまったから、もう自分を偽れないって事かね。


 幻術を使わせたらメルキオルの右に出るものはいないけど、こいつは格が違いすぎる。他の聖寮メンバーと比べても明らかに知識や力量に差がある。違いすぎて不思議だけど、ここで気になる事を言っていた。義兄さんの師匠の知り合いらしいですな。師匠関連の話は…、彼の正体はともかく、成し遂げようとしていた話は出てくるみたいだな。ちょっとワクワクしながら待っているとしましょう。

 流石に喰魔もこれで6体目Getだから、そろそろストーリーも後半、核心部分に突入だろうし。

 しかし、メルキオルを守った業魔は何者なんだ? さっぱり正体が分からないな。こんな強力な業魔を味方にしているだなんて、恐るべき術者だ!!
 きっととんでもないヤツが正体に違いない! 一体、何フリードなんだ。

 …これさぁ…、申し訳ないけど分からない人いるの? めっちゃ見た目そのままっていうか、ヒゲそのまんまなのかよw ごめん、笑うわw

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●2016/10/02  → 「テイルズオブベルセリア」公式
 TOBその25 『その他を交えた本筋』

 たまには本筋ではなく、こまごました話でも感想しますかね。

 アバル村での出来事が罠だったと知り、先回りして罠を張るには内通者がいなければ無利だ、という話になり、アイゼンから疑われていたエレノア。本人は嘘偽りなくこのように申しております。

 きっとアイゼンもエレノアが内通していたとは考えてないでしょ。一応は確認しておこう程度だと思った。だって、エレノアですよ? 嘘ついて煙に巻くような真似が出来るヤツじゃないよ。

 ベル姐は罠だったとして突破するとは言ってた。まあ本心だろうし、かばった訳でもないんだろうけど、たぶん姐さんもエレノアはそういう事ができる性格でもないでしょとは感じてると思う。


 幻だった隣町での証言、猫まで消えているというのはどういう事なのかね?

 たぶん幻影の元となったのがベルベットの記憶だから、ベルベットが知っている当時には猫がたくさんいた、というのを再現したんだろうけど…。幸せな記憶を再現する幻とはいえ、そこに猫は必要だったのか? 隣町の事情はベルベルに関係ないのでは?

 いやでも、アルトリウスが猫を駆除したというのはイメージとしてマイナスか。猫がいる街という日常が、変わってしまった事で不審に思われる事を避けたかった、という事なのかもしれないな。

 いや待て、ベル姐の幸せを達成するには。ぬこが不可欠! つまりはそういう事なのか。

 なんて事をするんだ! ぬこが消えた街を見つめるワタクシも、一瞬だけど義兄さんがキライになったわ。ぬこには何の罪もないのに何で消すんや。可愛いぬこを消すなど万死に値する! 痛みのない世界を作ると宣言したくせに俺の心に傷を負わせてどうしてくれんの?


 次、メディサの話。

 この人さぁ、ある意味ではベル姐と立場が似てはいるんだけど、大人だよね。考え方が。

 成り行きとはいえ、フィーを弟同然として扱って一緒に旅をしているベルベットだけど、メディサはモアナをそう見てはないでしょ。確かに自分の娘と重なる部分を見てはいるし、境遇は可哀想だとは思っているから面倒は見ているけど、モアナとはあくまで他人なんだよね。

 ベルベル達は現状、メディサの事を、モアナの面倒を見てくれている都合のいい女性という扱いをしてしまっているけど、それは今の彼女自身に目的がないだけで、彼女なりの道があればモアナは置いていくと思う。今はそういう立場にいるから役目を果たしてるだけだと思う。

 子供が死んだのは聖寮のせいではなく、自分が再婚する事を反発した時に子供にちゃんと接してあげられなかった後悔であって、死は世界のシステムのせい。そこをわきまえてるように見える。


 さて、そんな折、聖寮がオスカーを使って新しい術を試すという話がテレサ様より知らされる。弟のためなら火の中でも水の中でも飛び込む姉さんだから、聖寮を裏切るのも当然の流れか。

 まあ、そもそもテレサが聖寮にいたのはオスカーのためであり、弟に並ぶために努力してきたのだと思いますが、彼女の人生はそこにしか救いがないという事だったようですな。依存しないとやってられなかったって事でしょ? いまでこそ高い地位にはいるけど、悲惨な半生だったんだろうね。

 でも、弟のためにそこまで猪突猛進になっているその姿は、ベルベットにも通じるものがあった。だからベルベルは策に乗った。そうじゃなきゃ敵でしかない女を使うようなリスクは犯さないはず。

 しかもこの猪突猛進はベルベットと似たものであって、危うさが漂っているから、ある意味でテレサ様はベルベットの写し身、という側面を描いた人なのかもしれない。

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●2016/10/02  → 「テイルズオブベルセリア」公式
 TOBその26 『テレサとオスカー』

 オスカーに新術を使わせないために協力する事になったわけですが、わざわざ会話(スキット)まで専用を用意しているとは思わなかった。こうして見ると可憐なんですけどねテレサ様は。

 頑固なのは分かりますが、エレノアと話したりフィーと話したりする場面は好き。アイゼンは相変わらず遠くからダメ出ししてたけど、テレサ様は弟以外の事では裏表のない人じゃないかな?

 …というか、行動の基準が弟一本だから融通利かないのもダメなところなんだよね。いや、美しい姉弟愛ですけど、もう少し違う手、少なくとも敵の手を借りる以外の手はなかったのかと考えなくもない。この人もエレノアと同じで、まっすぐ過ぎて悪い手が使えないのは損な性格だよな。


 しかし、ダメ出しといてなんだけど、理解力はあるのよね。フィーに優しかったり、ちゃんと名前を言うように言われて了解してたり、寝返ったエレノアに話を聞いてたり、順応性は高いと思う。このう雰囲気ならば、もしかしたら仲間になるんじゃと期待した人もいるかもしれない。

 だが、ワタクシは会話スキットに入った途端に理解していた。立ち絵の喋る角度が1パターンしかない。目と口以外に動かない。そこで諦めてたので、この後の展開でのダメージは少なかった。

 そんな中でとても印象的だったのがこれ。テレサ様がエレノアに業魔を憎んでいたはずでは?と問われて、エレノアが「憎んでいるけど、憎しみだけじゃなくなったんです」というのがすごく好き。

 ベルベット達との旅で色々な業魔と出会い、モアナの事件を自身で感じた事で出したエレノアの答え。もちろん暴れるだけの業魔もいるけど全てがそうじゃない。それを笑顔で答えたのが彼女の成長なんだな、と。


 さあ、作戦開始。テレサ様を人質にオスカーを降伏させる。

 こちらからしたら茶番ですが、エレノアがオスカーに聖寮の正義はダメだからもうヤメロ!って言ったら、人質取ってるやつが言う事か!って言い返されてて、ぐぅの音も出なくてワロタw まさかここで茶番ですとは言えないもんな。言い返せるわけもない。

 オスカーも真面目で実直すぎる男だから、融通が利かないのは実に姉弟らしいと言いたいけど、それよりも、いくら新術を使うためとはいえ、聖寮側の部下いなさすぎないか? いくらなんでも一人はない。

 まあそりゃあね、会話の展開上はザコ兵士が居ても意味がないけど、オスカーがたった一人はおかしいだろ、と。せめて道中に兵士姿のモンスターを配置しておけばまだ納得いくんだけど…。


 猪突猛進の姉は喰魔と融合して戦闘力を手に入れ、ベルベット達に襲い掛かる。まあ、からめ手できない実直な人だから特攻しかなかったんだろうけど、やっぱり目の前しか見えていないから、これで自分が倒れたらオスカーがどう思うかまで考えが及んでない。

 だって、この場にいる喰魔がどれだけの力を持っているかなんて、テレサ様には分からなかったわけだし、それでベルベット達を全滅できるって言うのは甘い見積もりとしか思えない。

 ちょうどよく秘奥義を使ってくれたので掲載してみた。必死で槍をつつく技のようですが、54ダメージが複数回当たるだけで痛くもかゆくもない。魔王とその下僕を倒すには実力が足らなすぎた。こんな少しの戦闘でも専用画像を用意する開発さんはとてもエライ。


 そして当然のようにテレサ様がやられて怒ったオスカー。もう少しちゃんと叩いて気絶させておけよ。…とはいえ、このフォームはゼスティリアとかでも出てた合体か? 神依(かむい)だっけ?

 なるほど、前作に当たるベルセリアでそのプロトタイプを登場させてきたか。ここで犠牲をだして完成させたからこそ、ゼスで問題なく使えているという事か。完成までの話がこれなのか。

 おお、確かに攻撃が多彩になった。普通に弱いけど。

 しかしストーリー上では異常なパワーアップらしく、ロクロウも驚いてたな。…まあ、驚くべき強さの技を習得して、その後でアルトリウスが完成版を使うという筋書きのようだけど、つまり、オスカーごときが未完成技を使ってもこんなにスゴイのに、アルトリウスが完成版を使ったらどうなっちゃうんだって演出なんだろうな。


 もう止められない。止められないからベルベットはオスカーを殺すしかなかった。手加減出来るような相手じゃなかった。

 そしてオスカーを殺されたことで逆上して殺意を抱いたまま向かってくるテレサにも手をかけてしまった。どうしようもなかった。

 弟の仇を討つために戦っているベルベルが、姉の前で弟を殺すという痛恨をやってしまった。

 ベルベットの中で最も犯してはならない禁忌。


 これね、回避する手はなかったと思う。テレサの案を受け入れた時点でこうなる運命だったよな。でも、受け入れなくてもオスカーとは戦ってたし、テレサはその後で復讐にために襲ってきたはず。

 まあ、姉の前で弟を殺す事はなかったかもしれないけど、オスカーが神依を与えられた時点で終わってた。今回はどう転んでも無理だった。だから仲間も黙っていたんだろうけど、…とはいえ、殺した事を気にしてたのはベル姐、エレノアとフィーの3人だけだったけどな。

 今回でベルベットが取れる行動はただ一つ。次にこういう場面があったら、手加減出来るだけの強さで”いなす”って事だけ。彼女の強さは人を壊す事だけではなく、救う事にもなるはずだから。

 しかしながら…、この二人はこれで幸せだったと思うけどね。同じ想いで同じ死に場所を得られたんだから、これが二人のハッピーエンドでしょ。権力や家柄の届く範囲ではそれらが邪魔をしていたし、仕事で離れていたら互いの死に目に遭えなかったかもしれないし。


 さあ、喰魔の回収に失敗したわけですが、今回の話はオスカー達をうまく退場させると共に、真相へ向けてベルベルの精神を追い詰めていく事、そして彼女が”ラフィの仇を討つ”という曖昧(あいまい)さに依存しすぎているのが強くアピールされていたエピソードでありました。

 ベルベットは少し前から様子がおかしかったけど、倒れてったりしたのとは別問題なのかな? ただのメンタルにダメージだけで済むならいいんだけど。やるにしても分けるよな。その辺は。

 でも、今のパーティってフィー以外はあんまりメンタル面でフォローしてくれそうな人いないんだよな。アイゼンは現実主義者だし、ロクロウは武力関連以外はダメダメだし、マギルゥはあれだし、エレノアは他人をフォロー出来るほど成長しきってないから…。

 ほんとフィーだけが頼り。フィーだけが希望。フィーは俺の婿。

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10/05
●火山まで進んだ。あと少しなのかな。しかし、クワブトの話はこのための比喩だったんだな。










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