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■ 語りレビュー ■

8年目の再評価  ファイアーエムブレム 聖戦の系譜
機種: SFC ジャンル:シミュレーションRPG


 FEコーナーで聖戦の系譜をプレイしたので、今更ながら少々語ってみようかと思う。数年ぶりのプレイにより導き出した答えは、どんなものであったのか?

 聖戦の系譜といえば、いまだにFEファンの間で人気の高い作品である。しかし人により、「あれは名作!」という人も居れば、「徹底的な駄作だ!」と論ずる人も存在している。かく言う私も大のFEシリーズのファンではあるが、駄作論者の一人であり、数年振りにプレイした感想を持ってしても、その意見を覆すことはなく、確信して駄作だと思い至った。

 しかし、それはナゼなのか?

 人による趣味の違いがあるとはいえ、そこまでの差が出るのはおかしくはないだろうか? なぜ名作と呼ばれつつも、駄作を連呼する者がいるのか?


■格差が生じたゲーム部分とストーリー部分

 答えは簡単です。
 キャラクターを見ているか、ゲームとして見ているか、の差があるからなんです。

 聖戦が好きな人は、そのほとんどがキャラクターによる恋愛を好部分として言います。お気に入りのキャラが恋愛するというシチュエーションにのみ惚れている現状です。FEをやっているサイトを検索すれば、そういうカップリングを主題としたサイトはいくらでも存在し、その人気と支持の高さを伺えます。
 逆に、そういう人はゲーム的な面白さを表現する事は稀であり、二の次である事は言うまでもありません。特に女性ファンにより支えられている聖戦は、キャラクターによって現在の地位を得ているといっても過言ではないでしょう。

 しかし、「ゲーム」として見れば、理不尽てんこ盛りなのが聖戦でもあります。

 恋愛状態に持っていくために、カップリング予定キャラを隣接しておかねばならないので、「戦略」が無意味に面倒になり、またお金の受け渡しはカップリングのみで、アイテム交換もできない。こんな理不尽はないのです。

 しかも、一端カップルが決まれば、今まで好意を抱いていたハズのキャラはいきなり別のキャラを「気にかけている」という節操のなさ。いくら好きな人が他とくっついたからといって、すぐに目標を変えるなんて、あまりに寂しいじゃないですか、人として。

 また、恋愛という部分を経て、子供を産む。そして第2部へ、というくだりは、ストーリーやキャラを愛する人々にとっては好まれる部分です。私もシチュエーションとしては好きではります。
 しかし、ゲームとして見るならば、カップリングさせた事でスキルや成長率が変るなどと、馬の交配を思わせるものがあります。甘っちょろい事を言うかもしれませんが、人間なんですから、そういう風に扱われる事に疑問を感じないでもないのです。
 また、出てくるキャラは結局同じであり、変化がないので、気を削ぐ事にもつながっています。


 ストーリー、キャラクターという観点を除けば、悪い部分はまだまだ出てきます。

 ・毎面やらなければ損なだけの作業的な闘技場。
 ・クラスチェンジが本城でしかできない理不尽さ。(わざわざ行かねばならない面倒さ)
 ・外しかない変化のない戦闘MAP
 ・弱いキャラは基本的に弱い。
 ・城を制圧し、次の目的地を知らされる前に、味方をいい場所に配置しなければ不利。
 ・騎馬ユニットだけが有利なMAP構成。
 ・章でのMAPが地続きであるため、章の合間で中だるみする。
 ・てつ、はがね、ぎんの武器に変化がなく、武器自体にバリエーションがない。
 ・代替ユニットのセリフに手抜きが多すぎる。



■まとめ
 何度も言うようにFEというゲームは、キャラクターを愛するゲームという側面、ゲームとしての戦略を愛する側面という2つがあります。だからどちらが正しいというものはありません。両方正しいのです。そんなもの好みなんですから、好きな方へ偏ればいいんです。
 そういう意味で、この聖戦の系譜というゲームは好き嫌いが分かれるのです。


 このサイトでは、評価は低いですが、そういう理由があるわけです。話はどうあれ、「ゲーム」はクソゲーなので、ああいう評価になってますし、今後何があろうと評価が覆ることはありません。そういうゲームなんですね。

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