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●こちらは、PSPのRPG「セブンスドラゴン2020」のプレイ日記です。別に攻略とかないんで、遊んだ人も、遊んでない人もヒマならどうぞ。…けっこう面白いですぞ?



『セブンスドラゴン2020−U』はこっち 『セブンスドラゴンV』はこっち




【セブンスドラゴン2020・プレイ日記】

■エンディングまでをプレイしたものですので、ネタバレを含みます。クリアしていない方は自己責任でよろしく。…と言ってもほどんどギャグだけど。



■攻略本&サントラの俺評価 ■二次創作ノベル『どうしてこうなった?』


【001】 【002】 【003】 【004】 【005】 【006】 【007】 【008】 【009】 【010】 【011】 【012】 【013】 【014】 【015】 【016】 【次へ】

 001: 『だらだら始めるロートルプレイ』

 いまどき日記とか…、動画UPすりゃあ済むんじゃね?

 NO! 老人には動画だと早すぎてついていけません。
 ロートルの動体視力ナメてんじゃねぇ!!

 そういうわけで全国のお爺ちゃんお婆ちゃん、
 ついでにヒマ人ども、おはようございます! 

 ヒマ人の中のヒマ人のワタクシがのんびり遊んでみたいと思います。しかし、but! 現在Konozama中です! 

 すでに発売日のお昼です! まだこねぇぇぇぇぇ!!


 ふはー、ようやく届きました。

 そんで、20分くらいメディアインストールしてましたが、その間に待ち遠しくて屈伸50回。

 さて、始まると新宿都庁前の広場にて、ババア登場。話によると、マモノ討伐組織の「ムラクモ」への試験だそうです。

 プレイヤーである主人公らはこの試験にやってきた、と。

 でもなんか、受験生に緊張感なさそうなのが多いなぁ、敵襲がある割には危機感がないというか…。


 と、いうわけで、いよいよキャラメイキング。

 今回はサムライ、デストロ、サイキックの3職に決定です。娘、オッサン、ビッチという若者比率の低いパーティ…。

 キャラの名前は声優さんの下の名前をそのまんま使いました。いつも使ってる名前って、ファンタジー系ばっかりだし。

 ま、判別しやすくてよろしいんじゃないでしょうか。


 さて、都庁に潜入です。

 あれ? フロワロ咲いてないの? いや、このシリーズ遊んだことない人は知らんかもしれませんが、PVとかで赤い花が咲いてるじゃない? あれがそう。

 ドラゴンが居るところには、あれが咲いているという設定なんだけど、特に見当たらないようですな。

 しかし前作はフロワロのせいで、ひどいクソゲーでもあったわけですが…。今回はそういうのがないようにして貰いたいですなー。前情報だと大丈夫そうだけど。


 軍人さんの話によると、この都庁にもマモノらが入り込んでいるので、それを倒すのが今回の試験なのだとか。

 LV1なせいか、敵は攻撃力が高い感じで、ザコだけどオートで戦うのは無理、くらいの強さみたいですな。

 まあ、少し遊んでみましょうか。

 ザコ戦では当然のように敵は動いてくれるし、仲間キャラも攻撃モーションがあります。

 ちなみに、このパーティのバランスもまずまずみたいだね。


 サイキックはそのまんま魔法使いだね。メラとかヒャドとか使えるキャラで使いやすい。でも、メラとかよりダメージでかいから十分強いね。

 しかし、何が恐ろしいって、この鋭い髪の毛が一番こわいよ。敵を炎で攻撃するよりも、この髪の毛でブッ刺した方が強いんじゃないかと思わないでもない。

 レベルUPするとHPMP回復するのがよろしい。テンポはなかなかいいです。


 小部屋に待ち構えていたワイバーン。初めてのドラゴンタイプですが、軍人さん達はこういう種をあまり見たことがない様子。
 そうか、この時点でドラゴンらは登場してないんだね。だから試験に集まった連中も危機感なさそうだったのか。

 ちなみに、ここで軍人さんは一緒に戦ってくれてそうなコメントしてますが、そういう事実は一切ありません。働け!

 うむ、開始して1時間くらいですが、慣れてきましたな。いまんとこ普通にRPGしてて良好です。いまんとこ。

 いや、なんせ前作がその…、なんというか…。
↑UP




 002: 『ヒドイ仕打ち』

 屋上が試験生徒らの集合場所になっていたのですが、いきなり登場したワイバーンのせいで、主人公らが到着した頃には全滅してました。

 いやー、関係ない人とかは、あっさり殺すね。

 そんな中で戦う以外の選択肢がない主人公ら3人は、全力でワイバーンと戦闘! むむ、なんかさっきより強い気がする。
 やヴぁい! 軍人のオッサンHELP! はよ、ヘルプ!


 しかし、状況はそれでころではありませんでした。
 ドラゴンです! ついにドラゴンが襲来したのであります!

 ワイバーンを何十匹と子分のように従えて、超大型ドラゴンさんが登場したのです!!

 大慌ての軍人らやムラクモの方々。こんな事になるという想定はなかった。とにかく撤収しなければならない。

 ムラクモの雑用緑が通信で呼びかけます。にげてー!

 早く逃げてくださーい!!


 早く逃げてください! 聞こえますか!? はやく!

 いや…、聞こえてるよ、すっごく。個人的にはご期待に沿えるように全速力で逃げたいんですけどね、ちょっと…。



 イヤあああああああ!
 やめてー! こないでーーー!


 …このドラマティックなイベント、ひどいと思わない? 絶対無理やんこれ、どう見ても負けやん!

 それにしても、この髪…。
 こいつらの毛先の鋭さを見ていると、攻撃力で負ける気がしない。
 どう見てもドラゴンの爪より破壊力ありそう。


 そして、ドラゴンブレスで消滅…。
 どんだけオーバーキルやねん。

 骨も残らんわ。


 そこで現れたオッパ…げふんげふん。

 知らない2人組。

 どうやら助けてくれるようですが、ムラクモとは別の組織っぽい感じですな。どうでもいいけどお助けください。

 どうせムラクモなんてババアしかいないのです。同じ巨大オッパ○ならババアでない方を選ぶ!

 せめて最後くらい麗しき○ッパイに抱かれて力尽きたい。
↑UP




 003: 『順調に成長中』

 んだよBBA! 出てくんなよっ!

 ───ゴホン。失礼しました。

 主人公らが目覚めると、あれから1カ月が経過しているそうで、ドラゴンの猛威により地表は壊滅だそうです。何億の人間が殺されたかわからないとか。

 たった1カ月だというのに、地獄絵図のような世界に変わり果てたというのは、ドラゴンがどれだけ恐ろしく、また繁殖力が強いかという事ですな。

 戦力もない、物資さえもない中で、主人公らはこのまま食料が尽きる前に物資を確保しなくてはならない。キビシー!


 ムラクモの一員となって、再び訪れたのは都庁。

 ビルはそのままなのに、中身だけ逆転している?? 最初に「ぎゃくさ都庁」と読んでしまった俺はムラクモ失格。

 しかし、フロワロ咲いてるなぁ…。話によると、東京どころか日本中、世界中がフロワロまみれで真っ赤に染まっているんだとか。

 移動MAPでも周囲全部が真っ赤だもんな。ドラゴンいるところにフロワロあり。
 …どんだけいるんだろうな?


 今回、都庁に来たのはドラゴンを倒して物資を手に入れるためです。ドラゴンだけが持つ物質「Dz」というのを集める任務。
 ここに出没する下級ドラゴンもそれを持っているため、駆け出し戦闘員の主人公らはそれを取りにきたわけですよ。

 しかし、下級とはいえドラゴンもただやられてはくれない。2回攻撃とかしてくるしな。

 しかし、このスクショを見れば、どちらが強いかは一目瞭然。こんなザコは敵ではない。
 この髪の毛の鋭さは異常。


 依頼をこなすとお店が使えるようになりました。

 にゃるほど、こうしてDzとかを供給していくことで商品ラインナップが増えるという事ですな。理解。

2時間遊んでの感想。
 うん、普通に面白いね。ザコでも油断してると手痛いダメージ喰らうし、中ボスもまあまあ強い。

 飛びぬけてはいないけど、遊びやすいのがいい。前作のクソゲーが嘘のようです。完全に別ゲーだね。

 ま、楽しみながらプレイするとしましょう。
↑UP




 004: 『再び都庁攻略へ』

 さて、次なる任務は、軍人さんに補給物資を届けに行くというもの。
 あの軍人オッサンらが主人公らをオーバーキルしたドラゴンと戦っているので、その後方支援というやつです。

 なんとか無事に到着。ボス手前で退路を確保している軍人姉ちゃんに物資を渡すわけですが…。

 ここで緊急通信!!
 なに? 軍人オッサンの部隊が壊滅状態だとっ?!

 あのオサーンが勝てない相手に誰が勝てるというのだ?! 逃げよう! いますぐ! 風のようにかろやかに!


 しかし、こういう時こそ主人公。戦わずしてゲームは進まない。お父さん息切れしながら必死で走ります。

 しかし、ドラゴンの姿が目立つようになってきました。こういう通路を普通に歩き回ってるんですよ。
 しかもMAPの隅々まで歩かないと、右上の簡易MAPが完成しないんで、ザコとの戦闘も増えます。回復がツライ。

 うわ…、進むごとに人が倒れてる。全部死んでるし。

 二頭身キャラなの分かってるけど、それにしても、このゲーム容赦なく死ぬなぁ。


 とうとう軍人オサーンと合流!

 しかし、相棒さんはすでに殺されておりました。オサーンも瀕死! だけど、ドラゴンも痛手を負っています。

 なるほど! そうか、わかったぞっ!!

 瀕死のオサーン、死んだ相棒さん、この手負いとなったドラゴン、そして無傷でたどり着いた我々…。

 ここで我らが取る行動はもはや一つ!
 すみやかに撤退だ!!(←最強のチキンハート)


 ですよねー。普通に考えて戦闘だよね。

 まあ、ここはこのLVで勝てるという事なのだろう。たったLV10で、ドラゴンの中のボス「帝竜ウォークライ」と対戦になった我々。
 しかし、弱っていてもナカナカ強い! 2回攻撃してくるのはもちろん、大攻撃も遠慮なく繰り出してきます。

 でも、こっちだって強くなった!

 あれから数匹だけどドラゴンも倒して、LVだって上がっている。俺達だっていつまでも同じじゃあない。


 いくぞ、帝竜ウォークライ!

 俺達を…、いや、人間を───



 なめるなぁーーーーーー!!


 すいません。

 調子に乗りました…。
↑UP




 005: 『勝利の代償』

 はー、キツかった。全体回復アイテム使いまくって勝利しました。むしろ、最初から使いまくってたら勝ててたような気もしないでもない。
 とにかく勝利です。おつかれさまでした。

 通信で安否を確認してくるムラクモ本部。ここは盛大に喜びたいところですが…、そういう場面でもない。

 やっと1匹目を倒しただけだ、というのもありますが…。

 それ以上に、犠牲が多すぎた。


 都庁という拠点は取り戻す事ができた。

 だけど、ここにたどり着くまでに多くの人が犠牲になった。通路で息絶えていた兵士さんや、いまここで死んだ相棒さん。そしてシェルターに非難できずに虐殺された多くの市民。
 何万、何十万という死の上での勝利。

 だけど、ムラクモの雑用緑さんは言います。犠牲は大きかった。だけど、それでも人間の居場所を取り戻した、と。

 ささやかな勝利だけど、それでも大きな一歩となる勝利。
 ここからが始まりなんですな。


 都庁の中を改装し、各階をそれぞれの部署として活用することとなった。まだ復旧してない階もありますが、主人公らはマイルームまでもらえました。

 Rボタンを押せばすぐに一覧が出て、指定先にすぐ移動できます。メディアインストールされていれば、たいした読み込みもなく快適です。

 この???マークの箇所を全部復旧させるという事ですね。うはぁ、先が長そうな話ですなぁ。わくわくはしますが。


 そんな中、衛星通信により、アメリカ大統領と会談する事になりました。普通なら主人公らは立ち会う事などできるわけがないのですが、そこは非常事態というやつです。

 こちらには総理大臣もいるので、主に話すのは彼。

 しかし、世界各国も惨状は凄まじいらしく、ほとんどの国との連絡が途絶、アメリカでも抵抗するのがやっと、という状況のようです。
 それにしても、同盟なんだから支援してくれ!と食い下がる総理がクソすぎて笑った。
 誰かこの総理、捨てて来いw


 おおう! 美しいお姉様!
 どうやら都庁の改修を担当している人のようです。

 あの???マークの部分から、どこを直すかを決められる場所、という事のようですな。

 どちらにしろ、改修するにはドラゴンを倒した時に貰える「Dz」というのが必要。それだけ多く倒さないとダメという事ね。

 しかし、最初から選べるわけじゃなくて、初期2カ所は指定されるみたい。まあ、イベントみたいなものだから仕方ないか。
↑UP




 006: 『渋谷・繁花樹海』

 そういうわけで次なる目的地、渋谷へ到着。
 うわー、スクランブル交差点が…。

 都庁がさかさまだと思ったら、ここは樹海ですか。ドラゴンが住むとなぜこうも変化するんでしょうな。こういう特殊空間ができるからこそ、人間側もうまく戦えなかった、というのはあるかもしれない。

 ともかく、ここでやるのはドラゴンを倒してDzをGetする事、そして生き残っている人間を救うこと。

 んー、1カ月もこんな状態で、生き残りなんているのかね?


 ここでは都庁よりもドラゴンがうようよしております。このムラサキのシンボルは全部ドラゴン。ザコ敵はエンカウントです。

 1MAPに2〜3匹はいるので、Dzもすぐ溜まってしまいます。最初の2ヶ所の改修を指定されたのは、大した仕事ではないよういですな。

 ドラゴンにも色々なタイプがいます。コイツはファイアブレスを吐くタイプで、接近戦はすごく弱いです。ブレスだけがイヤ。


 ああ、道玄坂が…、完全に森だよ。なんというか、環境問題的にこっちのがいいような気がしないでもない。

 しかし狭い道にドラゴン2〜3匹密集してるな…。いや、密集してると怖いんですよ。1匹と戦ってる最中に参戦してくるんだもん。
 だって、2匹いると計4回攻撃だよ? 死ぬよ?

 はー、なんとか勝てた。ほんとに最悪だよ。密集とかマジでやばすぎる。
 ぜんぜん関係ないけど、俺はなんでこんなオヤジを仲間にしたんだ?? なぜなんだ?


 あー、コイツもイヤ。
 ホントにイヤラシイんですよ、こいつ。

 いや、スカートの中を覗いてくるとか、そういうイヤラシイではなく、攻撃が、という意味だよ。毒吐いてくるんだよ。ポイズンドラゴン。
 そりゃ確かに、必死にスカートの中を覗いてくるドラゴンもかなりイヤだろうけどな。いねーよ! そんなヤツ!!

 だから、毒だよ毒!

 何がイヤって戦闘中にダメージ受け続けるだけじゃなく、終わっても毒残るからね。


 おおうっ! イッパンジーン発見。
 無事ではあるけど、5秒後にはエサになりそうな雰囲気。

 む? この小さなシンボルはなんだろう? ドラゴンじゃなくてザコ敵か。まあいいや。とっとと倒してしまいましょう。

 そういえば、都庁改修の担当をしてるお姉様は、人材が足りないから外から見つけて来い、とか無茶な事を言ってたけど、何人見つかるのか…。

 その中にアレか? ミクさんいらっしゃるのか?

 とにかく生き残りを探してみるか。
↑UP




 007: 『渋谷、いろいろ問題あり』

 どこに居たのか、他にも少数ながら市民がおりました。

 そして、どういうわけか我々が到着した時に、いいタイミングで襲われている。…なにか作為的なものを感じます。

 しかし、ちゃんと…、と言っては失礼ですが、道端で死んでいる者もちらほら。こういうコミカル絵だからグロくはないんですが、ドラゴンの歯形がついた死体とかあるというのはようするに食われたという…。

 けっこう容赦ないよね。

 そんな事を思っていた時でした。


 おお、無事な人を発見!…と喜んだら、なんか様子がおかしい二人組。男と、女と。

 何かと思ったら、カツアゲしてる!?

 明日をも知れない食料や物資を力づくで奪おうって、お前らそれ、死ねって言ってるのと同じ事じゃねーかよ。

 もう怒ったぞ! うちのデストロイヤーのオッサンを、このまま後ろ振り向かせて、そのまま突進させて串刺しにしてやる!
 髪の先端は鋭いからズビュズビュ刺さるぞ。
 マジ痛てーぞ。


 交渉決裂。最初から取り合う気もありませんが、こんな状況だっていうのに、人間相手に戦うとは思ってもいませんでした。
 む? こいつらあれか? 帝竜ウォークライから主人公らを助けてくれたネコとかいう名のオッパ○さんの仲間か? あの○ッパイさんは素晴らしいが、テメーらは地獄行きだ。

 たおやかに、ヌッ殺す!

 うーむ、それなりに実力はありそうだけど、そんなに強くはないね。回復とかするのがうっとおしいけど。

 ザコはとっと帰ってください!


 ヤツらを撃退しても市民の捜索は続くわけで、そんな中でもドラゴンは強くなっていきます。

 そして、またもや新ドラゴン登場。

 見るからに硬そうなヤツですが、まったくその通り。攻撃力、防御力、それにHPが高いヤツでした。

 しかも1ターンチャージした次の強攻撃は、防御してもHP半分以上持っていかれるという…すさまじい威力。

 これが何匹も出てくるとか、なかなか楽しいゲームバランスですな。手加減がなくてよろしい。手ごたえありますよ。


 お、市民ハケーン!
 しかも顔つきNPCじゃあないですか! 綺麗なお姉たま!

 よーし、父さん頑張っちゃうぞ! 力の限り戦っちゃうぞ! …などと考えてたとき、ふと思ったのですが、さっきの強盗2人組、顔なしNPCだったな。
 このお姉たま以下の扱いって事か。ぷぷ…、ザマぁ。

 ともあれ、ドラゴンを倒して救出すると、面白い事実が発覚。なんとムラクモ試験生でした。

 うちらが75期だからその前の試験生という事ですか。


 そこに登場したのが……あ、あなたは! オッパ(自粛

 あああああああ、あなた様はぁぁ、巨大オッ(自粛
 いやっほぉー! 無限に広がるワンダーオッ(自粛

 コホン…失敬。

 デカブツのが言うには、あの強盗2人組はコイツらの仲間らしい。

 統制ミスというからヤツらの独断らしいけど、渋谷を根城にしてるそうです。
↑UP




 008: 『都庁改修と愚民達』

 さて、都庁に戻ってきた我々でしたが、かなりの数のドラゴンを狩ってきたため、都庁改修が進められます。

 当初から言われていた、ムラクモ本部、研究所もあっさり復旧させる事ができました。ついでに居住区Aも復旧。

 この秘密基地のパワーアップみたいなシチュエーションは面白いね。ところで、混浴風呂はまだでしょうか?

 こうやって改修することで、イベントが起こったり、新機能が追加されたりする、という事みたいやね。

 どんどん便利になりますな。


 なん…だと……、これは…この露出度はどういう事かね?
 なな、なんてこった! 2020年の都庁はパラダイスだ!

 …と、思ったら社会復興支援のNGO所属の人ですか。ちぇっ、じゃあ手を出せないよ。(←何する気だったんだ?

 どうやらクエストカウンターの設置のようですな。

 メインストーリーとは関係ない、こまごました市民からのクエストをこなして報酬Getというやつですよ。
 こういうの息抜きになっていいよね。早速受けてみよう。


 むー、あんたねぇ…。荷物が盗まれたのなら、文句を言うだけでなく、自警団のような組織を作って行動してくれればいいのに。人手だって足りないんだからさぁ。

 そういうのを愚民って言うんだよ。愚民が悪いわけじゃないけど、愚民であり続けたらいけないよ。

 ↓具体的には、こういう人を愚民と言う。

 盗難にあった市民もそうだけど、こういう、どうしょもない人達をちゃんと描いている部分が、このゲームの好きなトコかな。


 そして、一番大変な時に一生懸命に働いてくれる人ももちろんいる。ナガレさんの奥さん。

 ほら、帝竜ウォークライと戦った時に、軍人オッサンと一緒にいて、死んじゃった相棒さんいたじゃない? あの人の奥さん。
 旦那さんが無くなって大変だというのに、他人を思いやってあげられる。なんとスバラシイ!

 ウヒョー! オッパ(自粛 …とかやって有頂天になってた父さんは、情けなくて仕方がない!(←本当に涙出てくる)


 ところで、

 BBAがおっしゃるには、もう一度、渋谷に出向いてSKYを惨殺して来いとの事。SKYってあの強盗とネコオッパ(自粛 …らの事ですか?

 人間同士で争っている時ではないとはいえ、市民に危害を加えて、救出の邪魔をするなら排除するしかない、と言うBBA。
 まあ、そりゃあそうだ。

 さすがに歳食ってるだけあってBBAの言う事は一味違う。さすがは年の功。お婆ちゃんの知恵袋を持つ年長者!


 ちょうど話の区切りがついた頃、ナビゲーターをやってくれてた二人からの提案がありました。

 今後は、どちらかが専属になってくれるので、一人選んでくれ、と。好きなほうを選んでいい…だと?

 なに…? つまりは、ショタとロリどちらかを貰える、そういう事でよろしいのですか?(←どうしてそうなるのよ?

 迷うーー!
 マジ迷うーーーー!

 ショタがいいか、ロリがいいかぁああああ!? ぬあああー!


 迷うことなくロリにしました。
 ごめん、父さんはショタ属性ないんで。

 ほほう、名前も自由に変えられる、というのですね?

 ではさっそく…。ロ…リ…と。よし、OK!

 そういうわけで、サブクエストをこなしつつも、再び渋谷の町へ挑んでみたいと思います。

 ところで、ミクさんはまだ登場しないんですかねぇ? 登場したからといって、どうなるわけでもありませんが、一応はこのゲームの広告塔なわけですし…。
↑UP




 009: 『渋谷のいざこざ』

 そんなわけで、SKY討伐指令を受けて到着しました。

 渋谷MAPはけっこう広いらしく、歩き回るとドラゴンもまだまだ沢山いました。しかし、救助する人々はSKYのメンバーみたいのばかり。
 しかも門番みたいなゴロツキもいるし、あの強盗2人組もリベンジとばかりに襲ってきます。なんつーか、こいつら、ガラの悪いチーマーみたいだ…。

 逆恨み同然で仕掛けてくる強盗2人組。やはりザコすぎるので、軽くボコってやりました。
 鼻血出して逃げてったw


 しかし、待ち受けていたのはネコオッ(自粛。

 そういえば彼らはSKYのメンバーでしたな。だとすれば、こうやって戦うことは予想のうちだったという事か。

 く、くそう。ネコさんに攻撃するなんて、僕にはできない! あ、デカブツは先に叩きのめしますけどね。全然OK。

 しかし、あの帝竜ウォークライが全力の時に主人公らをかばって助けてくれる程の実力者なのに、勝てるのかしらねぇ?

 無茶な気がするけど…。


 あれ? いい勝負してる? なんて思ってた矢先、「手加減されてんのに気づかないのかよ」とか言いつつ現れたのはヤサ男…、と女の子?? どなた様?


 どうやら彼がSKYのリーダーらしく、しかもウチの熟女、つまりBBAを知っている らしい。
 そして意味深な事を言います。

 お前らが正しいとは限らねぇ…と。

 あれ? 確かにそうだね。でも、BBAが悪なわけでもないし、強盗やってるのは悪い事だし…。う〜む。
↑UP




 010: 『国分寺・地下鉄探索』

 とりあえず、渋谷は保留となったのですが、主人公らに次なるミッションが与えられました。それは自衛隊の救出。

 国分寺の地下鉄にて調査をしていた彼らが事故ではぐれてしまったという事。どうにも、あの人達はあんまし戦力にならんなぁ…。
 そういうわけで人命救助に出かけたいと思います。

 ちなみに、この移動MAP画面で、下のラインで183と表示されているのが、東京にいるドラゴンの総数。

 冒険場所名の右にあるのが、そのMAPにいる数。渋谷も国分寺も相当な数が残っているようですな。大変だなぁ。


 おお、ようやく復帰した軍人オヤジが今回からまたサポートしてくれるとの事です。
 でもまだ、全快ではないようなので、裏方というお話。いやいや、いぶし銀のオヤジがいるだけで、心強いですよ。

 そして、渋谷で加入した新ムラクモのアオイさんは、亡くなった相棒さんことナガレさんの代わりに軍人オヤジの補佐をしてくれるようです。
 ナカマフエテウレシーヨ!

 ソウイウワケデ、ミッションスタートネ! YAHAHA!


 ほほぅ、さすがに地下鉄ですなー。それっぽい場所だ。

 狭い通路に長い道、電車と線路がある特徴的なMAPではありまますが、電車が転げてたり、物が崩れてたりで、迷路のようになってます。

 おー、そういえばですよ! 画面左上にエンカウントゲージが追加されました。最初は緑色で、歩いてると赤に変わって敵と戦闘、という目安です。

 まあ、便利といえば便利だけど、無くてもいいといえば無くてもいいかもね。そんな感じ。(←わかってくれます?)


 などと遊んでいる場合ではありませんでした。
 いきなりドラゴン戦闘!

 こちらを見つけて飛び込んできたのは、コイツです。リトルドラグ。まるで子犬がはしゃいでいるかのような、動きに落ち着きの無いヤツなのですが、子供のくせに攻撃力強い!

 俊敏で、もちろん2回攻撃。かじりついてきます。

 でも、相変わらずデストロイヤーが強い。攻撃を受けるとカウンターでダメージ入れてくれるので、こんなヤツなど相手になりません。うりゃ!


 そしてドラゴンを倒しつつ、自衛隊の皆さんを救出すると、新人のアオイちゃんが迎えに来てくれます。

 ここまでの道にドラゴンがいないとはいえ、一人で抜けて来られるんだから、それなりに実力があるんでしょう。頼りになりますなー。
 ゴラァ! 「イベントだから実力関係ない」とか言うんじゃねーよ! 実力があるんだね、と言われたら、そうだね、と言ってあげるのが優しさってもんじゃねーの?

 ほらみろ! 無駄な事を話してるから新ドラゴンの扱いが小さくなっちゃったじゃんよ!
 えーと、コイツの特徴は、と…(省略


 ほどなく、全員を救出した主人公達。

 しかし、自衛隊の隊長をやってる赤い髪の姉ちゃんが何か不満のようで、仲間内でいろいろとモメているようです。

 どーでもえーわ。もう疲れたから帰ろうや。

 なんて事を話していると、妙な振動を感じました。

 そういえば〜、探索中にも何度か振動を感じたような気が…。


 え…? なに? なんなのこれ!?
 どういう事なの!?

 狭い地下鉄通路を電車みたいなデカさの生物が突進してくるだと!? いやだわ! どうなってるのよ!?

 しかもイベントムービーでピンチを見せ付けるだなんて、手の込んだ絶望シチュエーションじゃあありませんかっ!

 ぎゃあああ! もうダメ!

 最後に、せめて最後にあったかいコロッケ食べたかったぁぁぁーーー!!


 さて、救出活動も終わり、無事に地上に到着しました。

 は? イベントはどうなった? 突進されて潰されそうになった?? 何をいっているんですか? 怖い事を言わないでください。もう、イヤだわ。変な人ね!

 で、地上に出ても、赤髪女隊長がムラクモより自衛隊の方がなんたら、とブツブツ言ってました。まだ言ってんのかよ。

 他の自衛隊隊員さんは分かってくれてるのですが、隊長の事も勘弁してやってくれと言います。
 いい部下達だなー。涙出てきた。


 そんな時、我らが軍人オヤジが、カッチョイイ事を言って締めてくれます。

 そういう頼れる大人だからでしょう。彼の部下として加入したアオイちゃんもオヤジを信頼している様子。

 いいなぁ…、うちも髪の毛がハリネズミみたいなビッチとオヤジのチームより、あっちに入りたかったなぁ…。

 ところでその夜、体調管理は大事とか言って、BBAの側近の雑用緑が部屋にやってきました。

 こんな夜中にご苦労様です。
↑UP




 011: 『チャプター2 天の超電磁砲』

 さて、我らが主人公チームもとうとうLV16。少しづつ強くなってまいりました。スキルはまんべんなく習得してる感じ。

 まだまだ序盤なんだろうけど、かなり遊んでる気がするのはナゼなんだろう? イベントが多いからかな? 序盤で色々なシステムが追加されてるから、というのも一因かもしれんね。
 まあよろしい。中盤に向けて頑張ろうじゃあありませんか。

 で、2章のタイトルで御坂美琴を思い浮かべる辺り、父さんはけっこうなクズなのだろう。てへぺろ(←天使の笑顔で

 …などと余裕かましていられるシナリオ展開でない事を、この時の父さんははまだ知らないのでありました。


 突如として都庁を揺るがす衝撃に、緊急会議を開いたのですが、どうやらそれは帝竜の攻撃らしい。

「威力は、TNT換算で80ギガトン。この爆発で、高田馬場付近は消滅──、巨大なクレーターとなりました」

   は?

「これは電磁砲を用いた『帝竜』のレーザー攻撃によるもので、その発射元は池袋上空500m」

 空からの攻撃?! ドラゴンがレールガンですと?!
 都庁に当たったら一発で消滅かよ!


 司令官であるBBAは、自衛隊隊長の赤娘になんだか正論っぽい事を吹き込んでますが、何をしろと言っているんでしょう?
 それを渋々ながら了承する赤娘ではありますが…。

 う〜ん、どうも渋谷でSKYのリーダーとかいうタケハヤ?のセリフ聞いてから、BBAがうさん臭く思える。なんだろう?

 赤娘も承諾して先陣を切るらしいけど、こいつは元々、主人公らムラクモが活躍するの好きじゃないみたいだし。

 まあとにかく行くか。


 なんぞ!? これ、なんぞ!?

 電車のレールで巣が出来てるのか? カラスが金属片とかで巣を作るのと同じで、ドラゴンはそのサイズ相応に、都合のいい巣の材料にレールを使ったという事か。

 こりゃスゴイな。

 とにかく、この先にケタはずれの電磁砲を持つ帝竜がいるんだな。ウヒョー、燃えてきたー!

 ちと、その前にトイレトイレ…。


 いやはや、これは絶景だわ。

 異常な数のレールが重なり合って、巨大な柱になってたり、道になってたりする。しかも電車や信号機なんかも足場になってるよ。
 こりゃまた、相当すごいのがいるな。…でも、ザコは強くないね。むしろ弱い。問題はドラゴンなんだけど…。

 そして、道端で息絶えている自衛隊の人…。
 電磁砲は帝竜のものだけでなく、内部にも無数に仕掛けられている。自衛隊は先陣を切り、それを取り除いている。命賭けで。


 そしてまた新ドラゴン、ホバードラグ登場。
 コイツ、嫌なヤツなんですよ。

 こっちが狭いレールの足場を歩いているというのに、ヤツは飛んでるから、視界の外から突進してくんのよ。

 後ろから敵に接触すればバックアタック取れるけど、こいつは絶対に取れない。そこがまた面倒。

 まあ、強くはないけどね、ブレスで全員がダメージ受けたりするので、いわゆる”うっとおしい”タイプなんだよね。

 しかし、こちらも空属性の敵に効く技使うから、ブレス吹かれる前に倒せる事も多いです。…それよりも次だよ。


 嫌なヤツ、タワードラグ。コイツのが全然強い。

 コイツは毒は吐くし、ジャンプすれば戻って来ずに、上空から一方的に毒ブレス吐いてくるし、意外に固いし。

 毒でダメージ受けてんのに、敵はジャンプして戻ってこないから、勝手にダメージだけ受けるなんて事もある。基本攻撃力がないのが、唯一の救いかな。

 でもまあ、コイツよりも、あの地下鉄に出てきた岩のヤツのが強かったよな。アオイちゃんと会った時の、プレイ日記10のヤツ。
 じゃあ、せっかくだから今その詳細を書いておこうか(省略
↑UP




 012: 『欝全開シナリオ』

 仕掛けられた電磁砲を排除しようと頑張っている自衛隊隊員さんですが、一人で攻撃受けたら攻撃できないじゃん!

 いや、たぶん仲間はみんな殺されちゃったんだろうな。そうじゃなきゃ、近づくわけないもんな。

 急いで主人公チームが電磁砲を破壊しに行きますが…。

 ああ、そんな…。

 あんまりだ。


 先へ進むごとに増えていく死体。
 みんなヒドイ死に方してる。

←これとかなんだよ、あんまりだろ。足をやられて這って逃げたけど殺されたって、ヒドイよ。
 他にも、涙の後がある死体や、黒コゲで顔が判別できないもの、握り締めた銃に残弾が残ってないとか、悲しすぎる。

 「俺が電磁砲を引きつけておくから、頼む」

 そう言って死んでいく兵士達。なんでそこまでするんだ?




 なんとか助けたられた兵士さんから聞かされる事実。

 「誰の命令で俺達がこんな事をしているのか、お前達はボスから聞いていないのか?」

 「ははっ…そうか…知らないか…」



 自衛隊を使った物量戦。
 彼らを使い捨てにする非情の作戦。まさに捨て駒。

 軍人オヤジは「これが戦争だ」と言う。

 しかし、誰かが血路を開かなければ攻略はできない。それもまた確かな事。だから、彼らはムラクモを憎んでいるわけではない。これは役割分担なのだ。

 オヤジは納得出来なくとも、今は前に進むしかないという。

 進まなければ、彼らの死が本当に無駄になってしまうから。


 自衛隊の面々だって好きでやっているわけではない。

 しかし、それが最良の選択で、ドラゴンを倒せない自分達には、そうする事しか出来ない事を知っている。そしてそれが必要だから、やらざるを得ない。

 人が、こんなにもあっさりと死ぬという現実を前にして、アオイちゃんは言う。必要な事だと分かってるけど、本当にこんな作戦しか取れなかったのか? 選択肢はなかったのか?

 理解する事は出来ても、納得はできない。

 …この作戦を実行させたのは誰だ?
↑UP




 013: 『BBA全開』



 先陣の最前線には、自衛隊赤娘らがいた。
 しかし、立ちはだかる巨大電磁砲を前にして足踏みしている。

 「ナツメ、聞こえるか!? デカブツの攻略法がみつからない! このままじゃ刺し違えるってのも無理そうだ。なにか意見をもらえないか」

 「堂島三佐、アナタが考えていることが、多分、唯一の方法よ…」


 赤娘らが陣取っている地区までたどり着いた主人公らに、赤娘は言い残す。
 つまりそれはそういう事。

 ”死んででも止めろ。”

 BBAが言うのは、そういう事なのだ。

 それに気がついたアオイちゃん。巨大電磁砲に突撃していく赤娘達の後を追う。それに続く軍人オヤジと主人公達!


 そんなアオイちゃんをかばい、自衛隊が引き受けるハズの役目を代替わりした軍人オヤジ、いやガトウさん!

 電磁砲を破壊するのは今しかない。
 主人公らはこの期を逃さず、戦闘を仕掛ける。

 巨大電磁砲はまさかの無抵抗。というか、ガトウさんの突撃により機能のほとんどが破壊されていた。
 まったく苦戦することも無く勝利する事ができた!

 勝つとはできた。しかし…。


 感情に流されず、状況を遂行しろ。

 年長者であり、熟練の戦士として言い聞かせてくれたのに、飛び出したアオイちゃんを救ったのは、感情のままに動いたガトウさんだった。

 でも、彼は死の際にこう言った。

 「俺は後悔してねぇ。自分の意思で戦って、死ぬんだ」

 多くの命令に従い、兵士として生きてきた彼が、最後にそれを口にする。それがどんなに重い言葉なのだろうか? そしてその想いを、皆はどう受け取ったのだろうか?




 作戦中断し、緊急会議を開いたムラクモ。
 そこには、予想外の展開に驚きと焦り、そして大きな憤(いきどお)りを抱えた女が居た。

 そして女は意見を求めるでもなく、独り言のように言葉を吐き出す。

 「…失態だわ、私の作戦ミスね。」
 アオイちゃんのつぶやくような反論さえも無視して、さらに続ける。

 「もっと徹底すべきだった」




 「伝えるべきだった、犠牲を伴う作戦だと。自衛隊は、捨てゴマだと……!」

 女はさらに続ける。
 「ドラゴンに立ち向かうのは才能が必要なのよ…『S級』の非凡さがね。」

 S級、それは主人公らのような戦闘でドラゴンを倒せる非凡な才能の事。女はムラクモの13班と呼ばれる実働部隊、主人公らに多大な信頼と自信を置いている。

 「彼らには…『力』ある者には…凡人100人以上の価値がある」

 つまり、自衛隊という凡人をいくら消費しようとも、自分のムラクモで目的を果たせさえすれば、それで問題ない。そういう事を言っていた。
 だというのに、自分が一番の信頼を寄せていたガトウが自衛隊の身代わりで命を落としたのだ。女はそれに困惑していた。




 捨てゴマだと、価値の無い肉壁だと言われて激しく反発する赤娘だが、女はそれを否定する。

 「アナタ、参謀候補と聞いていたけれど、そんな単純計算もできないの?」
 しかし、それを言い切る前に、女は頬を叩かれた。

 「…恥ずかしい女」
 アオイちゃんにそう言い切られて黙る女。自分の考えを正論のように話し、相手をおとしめるその行為は、愚かで恥ずかしい事だと彼女は頬を叩いた。


 なにこの…ドロドロした展開…。


 口はさむどころか、ギャグやる雰囲気すらもらえないってどういう事?

 いや、父さん基本がギャグ属性なんで、こういうの困るんですけど…。
 まごまごしちゃうんですけど…。

 でも、BBAいいキャラだね。熟女面白いね! 面白いね!!(←重要なので2回言いました)
↑UP




 014: 『頂きに待ち受けるモノ』

 BBAがこの作戦から降りて、ムラクモ一同と自衛隊は再び頂上への道を進む事となったわけですが、自衛隊に新装備が追加されました。

 それは電磁砲を防ぐことができる盾。竜帝ウォークライのサンプルから開発されたのだとか。実はあのBBA、これを持ってたのに出し惜しみしてたんだって。狂ってるわw

 …ガトウさんの死が皆に伝えた事。それは、死ぬために戦うのではなく、生きるために戦うという事。
 自分達に世界を取り戻すため、生きて先に進むのだ。


 ぎゃー! サンダードラゴンきたー!

 さっきまで強かったり、面倒だったりするドラゴンと戦って、ひーひー言ってたのに、もう新種登場なのかよっ!

 しかも、やたら強いんですよ、この人。

 なんというか、基本能力が全体的に高い。攻撃力も、HPも、全体攻撃だってしてくるし、もちろん2回攻撃だし。

 うひぃ! もうイヤァーーー! 助けて! 助けてぇ!
 でも最高ーー! ウヒョォォー!!
   (↑苦しいのか楽しいのかどっちだよ!


 そして、頂(いただき)へとたどり着く。
 そこには使命を遂げた自衛隊の面々。彼らの仕事は終わった。
 多くの混乱と悲しみ、やりきれない死を乗り越え、たくさんの、本当にたくさんの犠牲の先に、ようやく役目を果たしたのだ。
 全員が整列し、主人公らムラクモに敬礼──。

 彼らの気持ちに報いるため、そして、いまだこの一帯にはびこるドラゴンを退けるため、主人公らはその先へと足を進ませる。

 今度は、こちらがその使命を果たす番だからだ。


 地上、500m──。
 帝竜との決戦は始まろうとしていた。

 長くまっすぐに伸びたレールは登り坂。一心不乱に駆け上がると、そこには異様が待ち受けていた。

 明らかに普通の大きさでない何かが。

 え、なにこれ…。
 なんで砲台がついてるんだ?

 まるで機械じゃねーか。
 これがドラゴン?!


 目を疑うようなその姿。
 これがドラゴンなのか? どう見ても機械じゃんよ!

 でも、背中の巨大な砲台を見る限り、これが高田馬場周辺を消し去ったとかいう電磁砲なのだとわかる。
 それに加えて肩にそれぞれ1門づつビーム砲を装備。まるで戦車だ。…だけど、獣のように自由に動き回る。

 なあ、これ…、ドラゴンって何なんだろうな?

 ただの巨大生物かと思ったら全然そんな事ない。それはコイツを見れば理解できる。いま、東京や世界を襲ってる”ドラゴン”っていう生物は、いったい何者なんだ?
↑UP




 015: 『帝竜・ジゴワット』

 そういうの考えるのは後だ。
 
 とにかく、いまはコイツをどうやって倒すかの方が先決です。とにかく、電磁砲だけは要注意。撃たせたらヤバイ。

 でもさぁ、主人公チームって、帝竜と戦うのはウォークライさんに続いて2回目だけど、今回は手傷を負ってない状態なんだよな。
 本気の帝竜がどれだけの強さなのか? まさかさっきのサンダードラゴン以下という事はないはず。でも、LVはこれで適正のハズ。よーし、やるぞ!

 帝竜ジゴワット VS ムラクモ いざ尋常に勝負っ!!


 肩のレーザー砲から繰り出される全体攻撃。
 ごっつう痛い!

 もちろん2回攻撃だから、そのうえで通常攻撃とか食らわせてくるし、なんつー弾幕魔だ。

 こっちは個別で回復なんて間に合わないから、全体回復アイテムを毎ターン使って、なんとか耐えてる感じ。

 でも、耐えられるんだから攻撃だってできる! とりゃー!

 いたいたたたたいたい! ちょw 全体攻撃やめてw


 少し戦ってると、ジゴワットさんが自分ターンを充電、で行動終了するのが2回も続きました。

 あるぇ?? なんて首を傾げてたら父さん気がついた。


 ヤベェェェェェ!! 電磁砲だーーーーっ!!

 とにかくHPを満タンにして、あとはもう、どうしょもないから防御。これで耐えられなかったらマジ積む。

 NO! ヤメテ! こないで! こんな生活まっぴらゴメンよ! それ撃ったら離婚してやるんだからー!(←錯乱中)




 ぐひゃぁぁぁ! おい、防御してこれかよっ!

 サイキックのビッチさんなんて、防御で瀕死じゃねーか! 

 あ〜、いやマテ。逆に考えれば、防御してれば死ぬことはないって話だな。つまりは粘れば勝利ってことだな。電磁砲を撃つのに2ターン必要だから、その間に準備整えればOKか。


 おっしゃ、勝ったーーー!

 全体回復アイテムを惜しみなく使って勝利しました。つまり、戦力というより、資金力の勝利みたいなものだな。

 は? そんなの無くても勝てる? プレイヤーさんは大したことないね…だと? おヌシ、そう申したのかや?

 このたわけがっ! 老人に対してなんて口の聞き方じゃ!

 それを言うなら、「お爺ちゃん、ゲームうまいね」だろうが! まったく近頃の若いモンは。…そういえば、婆さんや。ワシの眼鏡はどこかのう?(←頭の上


 何はともあれ、倒しました。お疲れ様。

 まじめな話、これで亡くなった人達のカタキは取れました。ガトウさん、見ててくれたかな…。

 でもさ、思うんだけど、この帝竜ジゴワットって、あくまで遠距離攻撃が得意なドラゴンであって、接近戦には弱かったんじゃないかな?

 だから、ああいう進入されにくい巣を作ったんでしょ。
 つまり、巣を攻略された時点でヤツの負けは確定してた。

 …ストーリー的な解釈だけどね。




 帝竜ウォークライの時と同じく、体の一部を採取し、検体として確保するムラクモ。
 しかし、溜め込んでいたエネルギーは行き場を失い、制御できない強大な力となってその肉体を吹き飛ばす!

 ジゴワットさん、完 全 消 滅 !


 そして、僕らも完全消滅… (←巻き込まれてたのかよ! そこは逃げとけよ!


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 016: 『色々な顔』

 都庁に戻ると、待ち受けていたのは様々な激励。

 作戦を途中で降りたBBAもこの勝利を歓迎しておりました。まだちょっと後引いてるみたいだけどな。

 でも、さっきは感情的になったけど、この人だって勝利するために人々からの重圧を抱えて頭張ってるんだよな。

 やり方は間違ってたように思うけど、けして悪人ではないのかもしれない。むしろ為政者としては、人命を数勘定で割り切る非情さもアリなんだろうね。

 はふー…、難しくて分かりませんわ。


 今回、一番の出世頭は間違いなくこの雑用緑だわね。

 BBAが作戦から外れた後、作戦練って実行したのはコイツだもんな。研究畑の人らしいけど、なんだかんだと気を回してくれてる。

 いままでは、BBAの腰巾着とか、オマケとか、ただの雑用とか思ってたけど、そうじゃなかったんだな。

 雑用緑なんて言ったのは悪かった。

 今後とも頑張れよ、雑用グリーン。


 で、こちらは主人公らの隣の部屋。

 BBAを叩いたせいか、謹慎処分を食らってたアオイちゃん。ガトウさんの居なくなった部屋で、ぽつんと一人座ってました。
 アオイちゃんは悪くないのに処分なんてあんまりだ!

 …という気持ちはあるんだけど、叩いたから、というより感情的になりすぎたので頭を冷やせ、という意味で謹慎だったんだと思う。
 でも、アオイちゃんは聡(さと)い子だから、そういうの理解できてるでしょ。少ししたら、また元気になってくれるよね。

 しかし、雑用グリーンめ、彼女にまでフォローとは…。


 そして、部屋に戻れば今度は弁当の差し入れ。
 またしても雑用グリーン!

 お前…、マメだなぁ…。

 で、全然関係ないんだけど、ここで仲間に話すと、食材アイテムさえ持ってれば「お弁当」を作ってもらえるよね。

 うちのデストロのオヤジに話すと、「おれが!?」…作るのか?とかうろたえて楽しい。

 サイキックのビッチも似たようなもんで、「あたしが!?」と驚いてる。これってキャラと職業によって違うんだろうね。


 う〜ん…。話は戻るけどさぁ…。

 仲間内ではあの雑用グリーンの株は上がってるけど、市民からはそういう評価が出てないんだよね。まあ、公表して作戦実行したわけじゃないからね。

 逆にさぁ、あの使えない総理とかもそうだけど、BBA押しの人がちらほら居るんだよ。
 これ、そのうちムラクモ内部で仲間割れでも起きるんじゃねーか? 渋谷のSKYの件だってあるし。

 そう考えると、この章での話は、スッキリ終わったわけじゃなくて禍根(かこん)を残した、という見方も出来るね。
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